二・二六事件

2001年2月26日
今日は有名な2・26事件が起きた日。
1936年だから65年も昔の話だ。

陸軍の皇道派青年将校22名が、下士官や兵士約 1,500人を率いて行った日本近代史上有名なクーデターで、総理大臣岡田啓介をはじめとする、政府の要職にあった人達が襲撃され、殺害されたり重傷を負わされたりした。

彼らは「叛乱軍」と言われ、「逆賊」という烙印をおされて、陸軍刑務所に収容された。そして、彼らは「一審、上告なし、非公開、弁護士なし」という状況で、17名が死刑を執行された。

 青年将校たちは、自分たちの行動が国のためになると確信し、大義名分がたてば、たとえ暴力によってでも社会を変革することもよしとする風潮が、その背後にあったことも否定できない。

今の政府を見るとIT革命だのと言ってはいても、本質的には昔となんら変わっていないという気がする。
幸い(?)な事に、かつての青年将校のような輩がいないことか・・・
国民各自が政治のことに関心を寄せる度合いが昔とは格段に違うようだ。

参考文献
高橋正衛『2・26事件』中央公論社 昭和40年
澤地久枝『妻たちの2・26事件』中央公論社 昭和47年


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