やみつきに・・・

2001年4月9日
何がって、春スキー。
今年のように、4月に入ってからスキーに行ったのは初めて。
行く前までは雪質が心配だとか、寒くなればいいのに・・・などと考えていたが、実際に今回のように暖かい春の日差しの中でスキーをして、考え方が変わった。

季節柄、寒さを期待し、雪質を望むのは冬のシーズン中に望むことで、春にスキーをする以上、条件的に冬と同じコンディションを期待する方が可笑しい。

今年は例年よりも雪が多かったという好条件だったが、流石の雪国も4月に入ると少しずつ春が近づいているわけだ。
気温だって標高のある志賀高原でも氷点下になることは山頂以外は、ほとんどない。
先週末も日中は15,6℃まで暖かくなった。
屋根の上の雪などは日中の日差しに照らされて、ザーザーと雪が融け雨のように流れていた。
ゲレンデの雪にしても、シャーベット状になり、ベタついてかなり重たい雪となっている。
手で触るとすぐに融け、転ぶと服もびしょ濡れになる。
スキーで滑るのも雪質が重たいと、それなりにしっかり滑らないと粗が出て上手く滑れない。

ゲレンデは人も少なく、どこのリフトやゴンドラに行っても並んで待つことはない。
しかし、こんな時期、スキーに来ている人はやはりスキーが本当に好きな人だ。
滑りを見ても殆んど上手な人が多い。
スノーボーダーも然りである。

雪質に文句を言っていたシーズン中の自分が恥ずかしくなる。

私のスキーは140センチのショートカービングだ。3月に一度履いて、その面白さに目覚め、春スキーまでやろうという気になった、いわくのスキーだ。
カービングスキーのテクニックを覚えると、雪質は全く関係ない。
今までなら、間違いなく愛想をつかしていた雪質だが、今回はとても気持ちよく滑れたのだ。
こんな条件の悪いコンディションでもこれだけ滑れるというのが嬉しかった。
勿論、それなりにしっかりとエッジングを働かせる必要はあるが、コンディションが悪いからこそ、練習になるのだ。
そして、二日目には、このコンディションでここまで滑れたら、もうどんなコンディションも怖くないな・・・という自信までもが生まれた。

これで、来シーズンまでスキーはお預けと思うと、とても寂しいくらいだ。
雪が残っている限り滑りたい・・・という気持ちが分かった。

春スキーや夏スキーを楽しんでいる人は、芯からスキーが大好きな人なんだ。
これまで酔狂な・・・と思っていたが、撤回したい。
自分も「やみつき」になりそうだから・・・(^^ゞ

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