働きすぎ・・・

2001年5月15日
またまた、今朝の読売新聞から・・・。

研修医が働きすぎて心筋梗塞で死亡・・・という記事を読んだ。
医師になって数ヶ月で死亡したという。なんでも一週間に多い時は百時間以上労働していたという。単純に考えると、寝ている時間以外は殆んど勤務していたことになる。
それで給料は超過勤務とか無しの月額6万円也。
いくらなんでもおかしい話だ。
殆んどの研修医の実情はしかし、そんなものだ。
研修医のシステムそのものも確立していない点も指摘されていたが、実際、こんな事情は一般には殆んど知られていない。

医師になり、一人前になるためにはそれこそ、常識を超えた過程を踏んでいる。
若いからまだしも体力的に持つようなものだが、所謂、常識を超えた実情に問題がある。

激務が心筋梗塞と果たして因果関係があったかどうかは難しいが、余りにも人間の限界を試すかのような勤務体制は非難を浴びるだろう。
労働基準局からも大学は勧告を受けていたというが、殆んど無視されていたようだ。

思い切り情熱をもって働くことは意味があるが、それこそ体あってのことである。
日本人はまだまだ働きすぎだ。
もっともっとこんな点は欧米を真似るべきだ。

昨日の医療の話といい、今日の話といい、医療業界の現状はとても厳しい。
それでも医師になるのを夢見る人が多いのはどうしてだろう・・・?

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