終戦記念日・・・

2001年8月15日
小泉首相が靖国神社を参拝したことでまたもや新聞などで取り上げられている。
本来は今日、終戦記念日に参拝する予定だったのを、前倒しして13日に参拝した。
このことで、中国や韓国から遺憾の念が表明され、日本国内でも賛否両論が取り沙汰され、賑やかなこと・・・。

今回だけでなく、以前にも同様の問題がその都度起こり、議論沸騰しているのだが、どうもこの手の戦争がらみの問題はいつになってもすっきりとしない。

首相が参拝するということが、国を代表していると考えられるのは止むを得ないが、今回の参拝は小泉首相自身も「首相として」とも「個人として」ともいま一つはっきりとしない立場で参拝している。

教科書問題にしても、靖国神社参拝問題にしても、このままではいつの時代になっても同じだ。
首相が「膝を割って」話し合いたいと言っているが、本当に中国・韓国両国家とその点についての真摯な話し合いをしなければならないだろう。

日本国の「八方美人」的な外交姿勢もそろそろ正さねばならないのではと思う。
どうも付和雷同的なところが気になる。
どうしてもっと自国の誇りと威厳を持って主義主張を世界に示さないのかとイライラすることが多い。

このことは日本国政府に限らず、平均的日本人の悪いところではなかろうか・・・?
他人の考えや意見を聞くことは確かに大事だが、その前に自己主張があってしかるべきだ。
何でも他人の真似をしたがる風潮は没個性につながり、一見平和だが新鮮味に欠け、すぐにマンネリ化する。
自己主張も程度が過ぎれば頑固となり、これも考え物だ。

意見の違うもの同士の議論はたいてい平行線で結論が得られないのは、小さな討論会でもよく見られる。
これなど、最初からそれぞれが自己主張を決して曲げない、という頑固さの故で、議論にもならず、次第に感情的になり決裂する。

議論するからには、相手の主張を出来るだけ容認しようという姿勢が必要だ。それぞれに事情があるわけで、相手の事情を可能な限り理解しようと努力せねば、話はまとまらないだろう。

国家単位の、このような過去を引きずる問題は、早く解決すべきである。
過去の汚点をいつまでも根に持つ考え方は改めるべきだ。
これから先の将来を明るいものとしていくために、これら諸問題が「過去の遺物」となるように期待したい。

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