タバコもアルコールもどちらも二十歳にならないと嗜むことが出来ない。
どちらも嗜好品。タバコは吸うがお酒はダメ・・・とかその反対に、タバコは吸わないけどアルコールは大好き・・・とか、どちらも大好き、或いは大嫌い・・・など、個人差がある。

世間ではタバコに対して風当たりが強く、「嫌煙権」なる言葉もある。「嫌酒権」という単語はない。
確かに、タバコの方は場所を問わずにどこでも吸う人が多い。お酒はその点、飲む場所がある程度限られる。
しかし、それにしてもタバコが嫌われるのはやはりその煙の故だろう。刺激があるし、臭いがくさい・・・という点。お酒だって、臭いはあるが、タバコに比べると香りがいい。
でも、お酒は体内に入ると、その人の呼気から発せられるアルコール臭は、決していい香りではない。
いわゆる、「酒臭い」というやつだ。一方、タバコは吸っている時に臭いが嫌われることが多い。お酒に比べると呼気から発せられる臭いはアルコールと比べると微々たるものだ。ただ、密室で吸われると、タバコの臭さが倍増する。閉めきった部屋の中で臭うニコチン臭は、タバコが好きな私も嫌いだ。

健康に悪い・・・という理由が取り沙汰されるが、タバコと肺ガンの因果関係は統計的に認められても、アルコールは発ガン性については何も言われない。むしろ、「酒は百薬の長」などという言葉があるくらいだ。
しかし、アルコールは肝臓に負担をかける。
アルコールが肝臓で代謝されるわけだが、アルコールを分解する酵素の強さには個人差がある。
アルコールが原因で肝硬変になったり、心筋症になったり、食道からの出血を引き起こしたりすることがあるが、一般的ではないからか、アルコールそのものが悪者にされずに、飲み方が問題にされるに過ぎない。

タバコでは酔うことはないが、アルコールでは酔う。この「酔う」というのが曲者だ。
酔った本人は気持ちが大きくなり抑制が取れる。理性までもが失われることすらある。
「酔った勢いで・・・」などというのは言い訳として通用する。でもタバコではそうはいかない。「タバコの吸いすぎでつい・・・」などと言っても通用しない。

私が言いたいのは、タバコが疎外されることに不満を感じているのではなく、アルコールに対しても、せめてもう少し規制を加えたら・・・と思うのだ。

道交法では、酒気帯び運転は厳しく罰せられる。
これは当然だ。この趣旨で、同様に社会的に迷惑行為をした場合、アルコールがらみの時にはそれなりに厳しいペナルティを課すべきだと思う。

一番腹立たしいのは、酔っ払って動けなくなり、救急車で病院に運ばれるという失態である。
勿論、意識が全く無くなるほどの泥酔状態などは仕方が無い。そうでなく、悪酔いして嘔吐し、歩くことすらままならないくらいにみっともなく酔っ払った状態で救急車で運ばれる輩に対して腹が立つのだ。
救急車を要請すれば、単なる酔っ払いであってもどこかの病院に搬送しなければならない。すると、その間、救急車は他の患者を搬送できない。
また、その酔っ払いに対して、ただ寝かせるだけでなく、点滴治療などの医療行為をしなければならないが、これが保険でまかなわれる。「急性アルコール中毒」という病名で・・・。
何の事は無い。ただの酔っ払いが殆んどだ。
これを保険でまかなえば当然、医療費を圧迫する。チリも積もれば・・・である。

せめて、これは「実費」で酔っ払った本人の全額負担とするべきだ。迷惑料と考えれば当然だ。
或いは、社会的に迷惑をかけたわけだから、交通違反のように、反則金を徴収してもいいと思う。

酔っ払いを相手にする事が無ければ実感できないだろうが、本当に「酔っ払い」は迷惑だ。
あまりにタバコだけを取り上げ、アルコールについては野放し状態の現状をみて、今日はかなり過激な意見を述べた・・・(~_~;)

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