今回のテロ事件で、各国首脳がテレビに登場する機会が多く、記者会見をはじめとして、いろいろとインタビューされる場面がある。

それを見て思うのは、ブッシュ大統領の弁舌の流暢さだ。対して、小泉首相の答弁は流暢さに欠ける。
首相は一語一語を選択して、噛みしめるような話し方が多い。
聴いていて、耳に心地いいのは大統領だ。

日本を代表して答弁する以上は、下手なことを話すとすぐに揚げ足を取られるというのがあのような答弁になるのだろうと同情する。

国語の差という部分もあるだろう。
日本語には英語以上に一つの単語そのものの持つ微妙なニュアンスというのがある。それだけに単語の選択を誤ると誤解を招きかねない・・・。
英語はその点、合理的な言語だと思う。

言語の差は、考え方の差にもつながる。
あいまいさ・・・というのが日本語の特徴だと言えなくもない。婉曲に表現するのが美徳という考え方は英語世界ではほとんど通用しない。

しかし、そのようなかつての考え方は、
現代の日本人には次第に受け入れられなくなって来ているようにも思う。

「口は禍の元」とか「沈黙は金なり」などというのは国際社会では通用しない時代だ。
寡黙を守っても相手にこちらの意向は伝わらない。
堂々と意見してこそ、相手に意向が伝わる。

結局、過去の時代から山積となっているいろいろな未解決の問題は、そんなところにも原因があるのではないかと思うのだが・・・。

首相と大統領の話し方を見ていてそう感じた。
英語で答弁すれば、もっとシャープな表現が出来るのではなかろうか?
やはり、これからの日本人は英語を第二外国語として喋れるくらいにならなければと思う。

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