銀杏中毒・・・

2001年10月29日
秋の味覚の一つ、ぎんなん。

大好物だ。自宅近くの神社にある大きなイチョウには銀杏の実がたわわに実る。

去年はそれをタップリと拾って帰り、大いに食べた。これがまた実に美味いのだ。

市販されている銀杏と比べると、少し実が小振り。
しかし、食べてみると市販されているものよりもモチモチ感があって美味しい。
家族だけでなく、友人たちにも大好評だった。
今年もそろそろ拾いに行こうと思っている。

ところで、この銀杏、中毒を起こすことがあるのをご存知だろうか?

最近はほとんど銀杏中毒の報告はないようだ。
調べると戦時中や戦後まもなくといった時代に見られた。

銀杏の実にはいろいろな栄養が豊富で、健康食と言える。しかし、食べる方に問題があると中毒を起こす可能性があるようだ。
つまり、ビタミンB6欠乏症がある場合、銀杏を食べると良くない。

ビタミンB6は普通の食生活をしていれば、欠乏することはない。ただ、抗生物質を連用しているような場合、腸内細菌叢のバランスが崩れると、ビタミンB6が作られなくなり欠乏症となる。
また、3歳以下のような幼児でもビタミンB6の作られる量が少ない。

ビタミンB6欠乏症があると、銀杏を食べる事でその欠乏症による症状が増強され、痙攣などを起こすという。

栄養状態の悪かった時代には、銀杏を食べて命を落とした人までいたそうである。

まぁ、現代では先ず考えられない中毒ではある。
ちょっと頭の片隅にでも知識として入れておけばいいと思う。

ところで、拾ってきた銀杏を食べる方法だが、一番簡単なのは、封筒に銀杏をまとめて入れて電子レンジでチンする。ポンとはじける音がすればOK。
アツアツのうちだと渋皮がスルッとはげるので、早く皮を剥いておくといい。
あとは塩をして食べると、何個でも食べられる。
止められない美味さだ。

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