救急車・・・

2002年2月20日
サイレンを鳴らしながら走る救急車。

本来、救急車とは一刻も早く治療を要するために、ある場所から医療を受けられる施設へと、移動するための手段に使われる。

道路交通法でも、救急車の進路を妨げないような規則もある。

救急車が走っているのを見ると、その中にはさぞかし重病人が乗っているのだろうと思う。

ところが、救急車はすべて重症患者を運んでいるわけではない。

簡単に言えば、要請があればどこにでも駆けつけ、患者を搬送しなければならない。

多いのは俗に言う酔っ払い。これは医療機関に運ばれると「急性アルコール中毒」という病名で治療される。

しかし、酔っ払いの中には病気を併発しているものもあり、一概に単なる「酔っ払い」でないことも稀にある。

そうでないただの酔っ払いが、救急車で搬送されることが問題だ。
酒を飲みすぎて、前後不覚になり、意識も朦朧となり、挙句の果ては嘔吐したりしてまわりに迷惑をかける。
酒臭い見苦しい状況で救急車のお世話になる人は後を絶たない。

特に若い人にその傾向が強い。たまに熟年の紳士・淑女が運ばれることもある。
笑うのは、所謂、水商売に携わっているその道のプロが運ばれてくることもある。

酒は適量飲めば健康にもいいし、精神的にも肉体的にも潤滑油の役割を果たす。
酒に飲まれると一変して醜態を晒すことになる。

周囲に迷惑をかけるという点では、タバコよりもある意味始末が悪い。

急性アルコール中毒患者を搬送するために救急車が取られると、その時運悪く本当に救急車が必要な重症患者が発生した時にすぐに対応できない場合がある。
酔っ払った本人は、点滴などを受けてベッドで何も知らずにベッドで寝かされるだけだが、そのためにどれだけの労力が費やされたかを知る術も無い。
酔いが覚めてから、恥じ入るならまだ許されもしようが、そんな御仁は少ない・・・。

救急車のサイレンが聞こえるとつい、運ばれているのは酔っ払いじゃないの?と勘ぐりたくなる。

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