とうとう医療保険の個人負担額が増えることが本決まりとなる。

同じ医療を受けても、窓口で支払う額は従来よりもアップする。
ちょっとした風邪くらいの治療では分からないが、慢性疾患で通院を余儀なくされる患者さんにとっては、毎月の医療費が家計に響いてくる。
高額医療となると、さらに支払額がぐっと増える。

こんな不景気な時期に、追い討ちをかけるように急いで保険の改正をどうしてするのだろう?

とにかく政府は国の医療費をとことん抑えたい意向のようである。

保険の改正に留まらず、いろいろな治療に対する評点もことごとく改正される。

つまり、簡単に言うと、例えばある手術をした場合、その手術に対して点数が決まっており、その点数分を医療サイドは患者さんに請求できるようになっている。そして患者さんは請求された額の3割を負担するわけだ。

ところが、今回の点数改正では、従来の伝統的な手術では点数が若干上げられているものがあるが、最近の新しい手術や、一般的な手術や、高額になる手術、ハイテク技術を要する手術など、盛んに行われている手術などは、軒並み15%前後点数を下げられてしまっている・・・。

ということは、医療サイドも、同じ仕事をこなしてもこれまでよりも収入が減るということだ。

保険負担が増えて患者さんが病院離れを起こし、加えて医療技術に対する評価が下げられたのでは、実際問題として医療経営そのものがダブルパンチを受ける事となる。

長寿世界一を築いてきた日本だが、こんな事態ではこれからどうなるだろう・・・。

首相が厚生族議員の猛反対をさらりとかわし、首相の思うとおりの改革(?)が一つ動き始めようとしている。

ほんとにこんなことで大丈夫だろうか?

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