見逃し・・・

2002年5月1日
先日の札幌行きで飛行機に乗る時の話だ。

例のごとく、飛行機に乗り込むとき、あらかじめ機内持ち込み品のチェックが行なわれる。
金属探知機でチェックされる他、手荷物も透視装置で係員がチェックする。

持ち込み禁止品は、当然ながら刃物類。爪切りでもお咎めを受ける。

私は財布やタバコ、ライター、単行本などの小物類を小さなバッグに詰め込み手にしていた。
腕時計、携帯電話を差し出し、そのバッグも一緒に係員に手渡し、金属探知機のループゲートをくぐり抜けた。反応もなく、次いで、チェックの終わった手荷物類を受け取った。

あとは飛行機に乗り込むだけだ。

ところが、私のバッグには実は、スイスアーミーのナイフが入っていた。これは缶切りや、栓抜き、はさみ、ナイフなどが組み込まれたいろいろな用途で使える便利グッズである。

日用品で、凶器とはいえない代物だが、機内に持ち込める物ではない。爪切りだけでも取り上げられるのだから・・・。

このナイフはバッグの中に何気なく入れてあった。
旅行の時、あると便利な道具なので携帯しているだけなのだが、飛行機に乗り込む時に、その存在をうっかりして申告し忘れたのだ。

しかし、結局、厳重(?)なチェックを潜り抜けてしまった。
あとで気が付いて、同行の弟に話したら、彼も驚いていた。

チェックするのは人間だから、見逃すこともあるかもしれないが、しかし、許されないミスではないか・・・?
私だったからいいものの(^^ゞ、もしも私がテロリストだったらどうするのだ!?と言いたい。

機内にナイフという立派な凶器を持ち込んでいるのだから物騒だ。

チェックするのも確かに大変な作業ではある。幾つもの便に乗り込むために入場する人の数は何千人にも及ぶだろう。
何人ものチェック担当官が交代で仕事をしているとは思うが、あっさりと見逃してしまった事実はちょっと恐い。
バッグにさりげなく入れてあっただけなのに、そうあっさりと見逃されては困る。

流石に、帰りの便では、そのナイフはあらかじめ最初から預ける方の大きなバッグに入れておいた。

テロがいつどこで起こるか分からないだけに、せっかく厳重にチェックするのなら、完璧なチェックを望みたいものだ。

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