思わぬ収穫・・・

2002年5月5日
キャンプでの話である。

午前9時に集合。集合地までは自宅から3時間ちょっとかかった。大阪や奈良からの友人家族も殆ど同じで3時間ほどかかったという。

集合地からすぐに林道が始まる。
我が家は荷物も多かったので、プラドとラングラーの2台に分乗して参加した。
これにあと3家族、ランクル60・プラド・ボルボのクロスカントリー。
合計5台で林道に入っていった。

林道に入って5分も走らないうちに、「たらの芽」を見つけた!
今年は例年よりも暖かかったので、今回のキャンプでは正直なところ、諦めていた。
それがどうだ・・・。たらの芽を見つけたとき、一瞬目を疑った。
しかし・・・そのたらの芽は、林道の切り立った崖にある。林道の崖っぷちに立って、高枝切狭を使っても届かない・・・。

それで諦めるような我々ではない(^^ゞ
車の牽引ロープをフックに引っ掛けて、決死の(?)作業開始である。ロープを頼りに崖を伝って足場を確保しながらぎりぎり届くところまで降りてめでたく「たらの芽」を確保した(^o^)丿

たらの芽がこうして採れたということは、まだまだ収穫に期待が持てるということである。
単に周囲の景色や自然を楽しみながら、林道を走るつもりが、急遽、林道沿いの木立にみんなの目が向いたのは言うまでもない。

ゆっくりと林道を走って行く。先頭の私が見逃しても、突然、後続の誰かが「たらの芽、発見!」と無線で連絡する。すると、即座にその場で一同が集まって、直ちに収穫するという見事な連係プレーだ。

かくして、昼食をとる為に休憩した場所で、既にかなりの量のたらの芽が採れていたのである。(^_^)
おまけに、昼食を摂った場所は、実は、うどが去年採れたところで、全く同じ場所で今回もうども収穫できた(^O^)

一つ目の林道を走り抜け、一般道路を継いで、二つ目の林道に入った。
こちらの林道でも、またもやたらの芽が収穫できた。4家族全員に十分な量である!

今夜のBBQメニューは、「うど」や「たらの芽」のエクストラスペシャルメニューが加わり、一気に内容が豊かになった。

当初予定していたキャンプ地に4時ごろ到着した。
午前中は青空も広がり天気がよかったが、雲が広がり風が強く吹いていた。
キャンプ地は景色のいい所ではあるが、地形的に風の通り道なのだ。かつて、ここで強風のためにタープテントが破れたことがある。

気温も下がり、おまけに風も強い。さらに天気は下り坂で夜半には雨が降り出す予報だ。

そこで、キャンプ地を変更しようと決定し、場所を移動した。
林道を走って次の目的地に向かう途中、たまたま林道の工事箇所があり、本線が旧道を迂回しているような所があった。
直感的にその旧道の方を覗いてみたところ、さらにその奥に支線があった。偵察すると、行き止まりとなっていて、そこがキャンプ地としての条件をパーフェクトに満たしているではないか!
見晴らしもいいのに、そこでは先ほどの風がウソのように凪いでいる。

テントを4張り張って、おまけに車を5台止めてもまだまだ余裕の広さである。
最初のキャンプ地よりも入り込んでいて、プライバシーも守られる。
誰にも邪魔されない最高のロケーションだ。

早速それぞれの家族が好きな場所でテントを設営した。
タープテントは我が家が張り、テーブルなどを設置した。
BBQの用意に取り掛かった。奈良からのSさんは生ビールを樽で持って来て下さり、本格的な生ビールをご馳走になった。

主婦組は、BBQの前に、前菜として今日収穫したたらの芽とうどを調理し始めた。
たらの芽はテンプラで、うどは根に近い茎を薄くスライスして塩をしてそのまま香りと食感を楽しむのだ。葉っぱはたらの芽と同じようにテンプラで頂く。キャンプ地の周辺からついでに蕗とヨモギを採り、これもテンプラで調理した。

よく冷えた生ビールとこれら山菜が実によく合う!
夕暮れ迫る山あいで、至福の晩餐が始まった。

いよいよメインディッシュのBBQである。
みんなに大好評の我が家特製のタレに漬け込んだスペアリブを熾った炭で焼き始めた。
夜の帳が下りてきた。
スペアリブの焼けるいい香りが一面に漂い、空腹感が一層強くなる。

スペアリブの他に、生イカや豚バラの串焼きも焼いた。

子供達は先にお腹いっぱいとなり、テントの中で遊び始めた。
大人たちはビールの次には、先日私が北海道に出張した際に買い求めた焼酎も飲みながら、延々と宴は続いた。

こうして3時間あまり、怒涛の晩餐は幕を閉じた。

食事の後は、備長炭の残り火を暖炉代わりにみんなで囲み、夜が更けるまで楽しい話に花が咲いた。

午後11時過ぎ、寒さもこたえてきたので、寝ることにした。それぞれのテントに三々五々入っていった。

深夜3時ごろ、テントを叩く雨音で目が覚めた。
雨が降り始めたようだ・・・。
予報は的中。覚悟していたので動揺はない。
そのまま再び寝入ってしまった。

午前7時過ぎ起床。
雨音はない。テントから顔を出して外を見ると霧で一面真っ白だった。
テントから外に出た。まだ誰も起き出していない。

気温はそれほど低くない。寒さも感じない。
夕べはかなり雨風が強かったと見え、タープテントの下にいろいろな物を避難させていたが、雨しぶきでびしょ濡れになっていた・・・。

やがてみんな次々に起きてきた。


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