先日のUSPGAツアーのバイロンネルソンで、丸山プロが優勝した。
タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、アーニー・エルス・・・世界の強豪を押さえての堂々の優勝だ。

丸山プロがコメントで、『「楽しんで」ゴルフをしようと心がけたら、好調だった・・・』と言っていた。

丸山プロがアメリカに渡り、当初、好調だったのはゴルフを楽しんでプレーしていたからだという。
それが次第に「楽しむ」ことを忘れ、プレーにストレスを感じるようになって最近は調子が出なかったそうだ。

たとえプロといえども、ミスをする。そのミスがストレスとなり、知らぬ間に自分の首を絞めてしまう。悪循環で、ミスが多くなり、ますますショットが乱れ出す・・・。

ゴルフを心から楽しんでプレーするということは、言い換えれば、「ミスを受け入れる」ということかも知れない。
ゴルフにミスは付き物だ。ミスの数がどれだけ少ないかを競うのがゴルフともいえる。

ミスしても深刻に受け止めずに、次に全力を尽くす。後ろを決して振り返らず、常に前だけを見てプレーする・・・。
そんな心境でゴルフをするのが理想だ。

ミスを悔やみ、いつまでもくよくよしていると、碌なことがないのは、誰しも経験していると思う。

自分の力量を過大評価しているほど、ミスを犯したときの反応までもが過大になると思う。
自信を持ってプレーすることは勿論大事だが、完璧を望みすぎるのが「人間」だ。

ミスしても、笑って「あ〜、やっちゃった〜」とさらりと流せれば、そこで心機一転、「よ〜し!今度こそは!」と新たな気持ちで挑戦できる。

ミスして、それを深刻に受け止め、ガックリとうな垂れてショックを残しながら次のショットをするのでは、結果が見えている。

ポーカーフェイスでプレーするプレーヤーがアメリカのトッププロに多い。
それに対し、ミスをすると、苦虫を噛み潰したような表情をしたり、情けない表情をするプレーヤーもいる。

客観的に見ると、ポーカーフェイスでプレーするプレーヤーの方が強そうだ。

我々、アマチュアゴルファーもいろいろなタイプのプレーヤがいる。色々な方達とこれまでにプレーをしてきて、プレー態度を見るとその人の人間性までもが見えることが多い。実に面白い。

ゴルフを始めて最初の頃は、今以上に自信過剰で、ミスに対して自分自身に腹を立て、それが表情に出る始末だった。時には態度にまで出ることもあった。

最近はかなりミスを受けいれられる様になってきた。ミスを受け入れられるとゴルフそのものを楽しめるようになる。

どんなプレーをしようとも、全ての責任は自分にあるわけだから、自分自身に腹を立てても仕方がない。自分の力量がそれまでだということだ。
自分は一人しかいない。自分を超える自分の存在というのはあり得ないのに・・・。だから、自分を自分が怒ってもどうしようもないという理屈だ。

丸山プロのコメントを見て、やはりプロでも同じなんだと思った。

いいゴルフをするには、本来の目的の「ゴルフそのものを楽しむ」という姿勢が大切だ。これがゴルフの原点だ。

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