雪地獄(2)・・・

2003年1月7日
1月のこの時期のスキーは初めて。
しかも標高の高い志賀高原、初日は志賀高原の中でも最も標高の高い横手山。

宿は横手山の少し下にある熊の湯スキー場近くのほたる温泉。

2日の日は既に粉雪が舞い、おまけに風も強い。
簡単に言えば、吹雪いてる(^_^;)

翌日は風もちょっと収まり雪も小降り(?)だった。
早速リフト券を買い、熊の湯ゲレンデから隣の横手山ゲレンデへとリフトを乗り継いで移動した。

さすがに横手山の頂上に着くと景色がいい。生憎の曇り空だったが、山頂からは遠くのアルプスも見渡せるチャンスもあった。すぐに霧が出たり、雪が強く降ったりと天候が目まぐるしく変わる。これも山が高いためか・・・。
山頂の気温は氷点下11℃。

ゴルフだと凍える寒さだが、スキーは運動量も多いし、防寒対策も万全なので寒さはさほど感じない。
いや、むしろ滑り方によっては汗も滲む。
ゴーグルだけでなく、鼻から下を覆うフェイスマスクもしているから寒さを感じにくい。

それでも視界が悪いほど雪が降り、時にガスが出てゲレンデの凹凸が非常に見難くなったりもする。

初日は横手山でおおいに滑りスキーの感覚を思い出した。今夜は志賀高原の高天ヶ原に宿を替えるため、早めに切り上げて移動した。

高天ヶ原の宿に着いてチェックイン。

その日は夕方からまた雪が強く降り、吹雪いた。
宿の部屋から高天ヶ原スキー場のゲレンデが目の前に見える。
ガスが濃くなり吹雪くと視界も50メートルくらいしかなくなる。
明日の天気はどうなんだろうか?とテレビで天気予報を見た。どうやら天気は冬型が強まり、回復の兆しは無さそうだ・・・。(-_-;)

翌朝、部屋から外を見ると、一晩で雪が30センチ以上積もっていた。しかもまだ少し吹雪いている。

朝食をとって、それでも元気よくスキーウェアに着替えてゲレンデに・・・。
外に出ると、さらに元気も出る。
雪は降っているが、気温が極端に低いため、べたつかない。

その日は宿の前の高天ヶ原ゲレンデでしばらく滑ったが、やがて人が多くなってきたので、場所を焼額まで移動した。こちらの方がスキーヤーの人口密度が低いので滑りやすいのだ。

焼額にはプリンスホテルが3つある。そのなかでも東館は本格的な高級ホテル。その1階に、ガラス張りでゲレンデを見ながら食事やコーヒーなどを飲めるレストランが開放されている。
子供達のペースにはついていけないので、家内と2人で休憩した。丁度、ガラス張りに面した2人掛けのテーブルが空いてそこでコーヒーを飲んだ。なかなかいい感じ。(^^ゞ

2時ごろに再びゲレンデ伝いに高天ヶ原の宿まで移動した。滑ってはリフトを乗り換え、途中ゴンドラに乗ったりとかなりの移動距離だ。
高天ヶ原の宿に着いたのが4時を回っていた。

その日の夜はさらに天候が悪化。外は気温も氷点下13℃まで下がり、かなり吹雪いていた。
天気予報でも冬型が強まると・・・(>_<)

翌朝は風は弱まっていたが、雪はかなり降っていた。止む気配は全く無し。
一晩で40センチ近くは降り積もっていた。駐車場の車が雪で覆われて隠れている・・・。

今日は高天ヶ原のゲレンデだけで滑ることにした。
こんな天候では思い切り滑りにくい。山上の方はガスも出ておまけに風もきつい。

高天ヶ原ゲレンデは高速クワッドリフトで一番上まで登れるが、上半分はやや急斜面だ。視界が悪く、コブ斜面のため新雪がコブを隠してしまい、滑るには気を使う。危険を感じたので、下半分の緩斜面で滑った。スキー最後の日だが、緩斜面で滑りの基本をおさらいする事にした。
繰り返し繰り返し、二人乗りの遅いリフトで途中まで登り、あっという間に滑り降りる。かれこれ20本近くは単純に繰り返した。

最後の方で、長男と高速クワッドで上まで登り、急斜面を滑ることにした。
長男の滑りは感心するくらい上手い。
長男に「ちょっとゆっくり目に滑ってくれ。パパがあとから付いて滑るから」と頼んだ。

リフトを降り、長男に付いて滑り始めた。
速い!長男にしてみればゆっくりのつもりらしいが、急斜面をショートターンでスイスイと滑り降りて行く。平坦な急斜面ならまだしも、見た目は新雪でフラットに見えるが、滑ってみると結構なコブが隠れている。私はすぐにコブで足元をすくわれ、スピードのコントロールが出来なくなり転倒してしまった(*_*)

長男には置いて行かれた・・・。
なんであんなにバランスよく滑れるのだろう?
スクールにも行かず、全くの自己流で自然に滑っている。ゴルフのスウィングも自然体で実にきれいなスウィングをするが、スキーも自然体でいい滑りをしている。誰に似たのかな???

その後、私は緩斜面の方でもう一度、基本のおさらいをして滑っていた。(^^ゞ

昼過ぎには宿に戻り、冷えた体を温泉で温め、筋肉をほぐして寛いだ。

夕方ごろにこちらを出発して、深夜頃に帰宅する予定だ。
それにしても、全然雪は止む気配がない。
帰り道、高速道でスピードを出せないだろうから、いつもよりは時間がかかるかもしれない・・・。

のんびりと体を休め、午後5時前に宿を出発した。

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