冬のゴルフ・・・

2003年3月13日
今年ほど冬場のゴルフが難しいと感じたことはない。
1月から8ラウンドして、90が切れたのはたったの1回。ワーストスコアは最近の記憶にもない110。そして平均スコアはなんと98。

はっきり言って、とんでもないゴルフをしている・・・。
こんなに下手だったのか、と変に感心する。

確かに、冬のゴルフは、シーズン中に比べると悪条件が多い。

○寒い。 寒さのために体の柔軟性が損なわれる。寒いために着ぶくれもし易く、よけいに体が動きにくい。

○風が強い。 冬は北風が強く吹き、冬型気圧配置だと晴れていても強風が吹き、ボールコントロールが難しくなる。

○芝が枯れる。 フェアウェイは芝が薄くなり、却ってラフの方が打ち易いくらいだ。
芝の保護のために砂も多く入れられて、さらに難しさが増す。

これらの悪条件が揃うと、只でさえ難しいゴルフはさらに難しくなる。
プロゴルフトーナメントがoff-seasonとなるのも頷ける。

しかし、アマチュアゴルファーは積雪でコースがクローズとならない限り、果敢にゴルフをする。そして思うようなプレーが出来ないと悔しがる。

冷静に考えると、冬場のゴルフは難しいということを忘れている。いや、難しいことは分かっているのだが、それでもなお、ベストコンディションの時のゴルフを基準に考えている自分がいる。

風もなく、芝も生えそろい、暖かい、そんないいコンディションの時のプレーが基準だとすれば、冬場のコンディション下のプレーは過酷すぎる・・・。

まじめに練習を重ね、コンスタントにラウンドしていてもスコアが悪いと、自分が下手になったのだと錯覚する。

敢えて「錯覚」という表現を使ったが、実際、錯覚だと思うのだ。
裏を返せば、いいコンディションでのゴルフは、多少のミスをしても誤魔化しがきくということだ。冬場のゴルフは誤魔化しがきかない。

たとえば、フェアウェイでのアイアンショットなど、芝が生えてふかふかした状態では、多少手前からダフっても、ボールをそこそこ捕まえることが出来る。しかし、芝が枯れ、薄くなり、砂も入ってベアーグランドに近い状況では、同じようにダフると大きなミスショットとなってしまう。

これはグリーン周りのアプローチショットでも言える。繊細なタッチが要求されるアプローチショットでダフったりすると、それだけでスコアに大きく影響する。

難しいコンディション下でプレーして、ベストコンディション下でのプレーと同じ結果を求めることに無理がある、と思う。

もっとも、逆を言えば、そんな難しいコンディション下でも、いいプレーが出来ればそれだけ技術的に優れていることを意味する。
プロが冬場にトーナメントをしないとはいっても、いやしくもプロゴルファーならそれなりにミスの少ないナイスプレーが出来るとは思うが・・・。

この8ラウンドを振り返ると、先に述べた悪条件のために、ミスショットがベストコンディションの時と比べると非常に多かった。
ミスショットが連続するのも冬場のゴルフだ。
簡単に大叩きしてしまう。

たぶん、ベストコンディションの時よりは平均ストロークで10打前後は違うのではなかろうか、とさえ思う。

冬にゴルフをする時は、決してベストを望んではいけない。
どんなに天気が良くても、最低一つは悪条件がある。「芝」の条件だ。

冬場のゴルフはベストコンディションの時のゴルフとは違う。
ミスショットが出て当たり前。だからスコアが悪くて当たり前。
これくらいに考えてプレーしないと駄目だろう。

スコアが悪いのを自分の技術の拙劣さに追い込んではいけない。普段通りに練習して、巧くなる努力をしているなら尚更だ。

いっそのこと、スコアを気にせずに単純にプレーを楽しむのが冬のゴルフにはいいかもしれない。スコアをつけないで、練習ラウンドに徹するのだ。

プロゴルファーのトーナメントのある期間だけ我々アマチュアもスコアをつけて、トーナメントが終わればスコアをつけないでラウンドする。・・・
これっていいかも。今年はともかく、次の冬はそんな風にプレーしてみよう。

どんな条件下でもスコアをつける、というのはあんまり意味がないかも。

今日、今年8ラウンド目にして、ようやく風の弱い晴天下のいいコンディションでゴルフをした。しかし、結果は96。
ティショットはいい。しかし、アイアンショットやアプローチショットのミスショットの多かったこと・・・。

帰宅して反省し、こんなことを考えていた。

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