帰りは・・・
2003年5月13日自然に目が覚めた。「あれ?いつの間に寝たんだろう?」 時計を見ると6時半。
夕べのことを思い出そうとしたが、自分では寝ようとして寝た記憶がない(^_^;)
「えっ!」雨音が聞こえる。驚いて起きあがり外を見ると、なんと本降りの雨ではないか!
天気予報では確かに降水確率が50%位だったと思っていたが、こんなに本気で降られるとは・・・。
テレビをつけて天気予報を見ると、週末の予報よりも天気が悪い。西日本は完全に雨だ。
午後から回復して来るというものの、雨雲と一緒に東へと帰ることになる。
やれやれ、これは覚悟して帰らなければならない。
バイクのツーリングで、雨の中を走るほどつまらないものはない。視界も悪くなるし、ずぶ濡れになるし、スリップの危険が高まるし・・・。
みんなも起き出した。長男も雨が降っているのを見て顔をしかめた。
嘆いても仕方ない。子供らと朝風呂を浴びに行った。
朝食をみんなで食べ、帰り支度してチェックアウト。
旅館の駐車場に行き、バイクカバーをはずす。
レインウェアを着込む。
雨が降っていなければ、近場を走ってノンビリと帰るつもりだったが、これではどうしようもない。長女をマンションまで送り届け、我々は帰路についた。
来る時よりも速度が出せないため、帰りは6時間くらいは覚悟だ。何度も休憩しながらゆっくりと安全運転を心がけて走ろう。
米子市内からすぐに米子道に入った。あとはずっと高速道路だ・・・。
私のヘルメットは、ポリススタイルのヘルメットで顔の前に風防がない。バイクそのものに風防が付いているが、風は避けれても雨粒までは避けきれない。
スピードを上げて走ると、雨粒が顔に当たりチクチクと痛い。雨粒の大きさに比例して痛みが変わる。ちょっと小降りになると痛みがない。
顔中が雨粒でびしょ濡れになる。
当然ながら、めがねにも飛沫が付いて視界の悪いこと甚だしい。もうこれは苦行の体だ。
一方、長男はジェットヘルメットなので、顔全体を覆う風防があるため、まだ楽だ。長男のバイクそのものには風防がないので、雨を体全体で受け止めながら走らざるを得ない。
最初のロングツーリングで、行きは快走したが、帰りは散々だ。
しかし、こんな経験を最初からしておけば、いい勉強になるだろう。最初から雨が降っていれば、なかなかバイクに乗って長距離を走ることはないのだから・・・。
走り出して30分もしないうちに、最初のサービスエリアで休憩した。バイク専用駐車場には小さいながらも屋根が付いている。
雨がしのげるだけでホッとする。こんな感覚は車に乗っていては決して分からない。
すでにグローブもずぶ濡れだ。靴も濡れて、雨水が浸入しつつある。時間の問題だ。やがて、靴の中までびしょ濡れになるだろう。
救いは、同じようにバイクで走っている連中がチラホラいることか。彼らも同じ気持ちで走っているに違いない。事故を起こさないように気をつけて走れよ、と思う。
こんな調子で、何度もサービスエリアに立ち寄りつつ、一息ついては走り、少しずつ我が家に近づいていった。
大阪府に入ると、ようやくもう少しだと、元気が出てくる。中国道を出て、近畿道へ。
あと1時間少々の辛抱だ。
長男もびしょ濡れだが、意外と楽しんでいるようだ。
近畿道から西名阪道へ入った。
さぁ、もう少しだが、ここからさらに緊張して走ろう、と無線で声をかける。
西名阪道をようやく下りて、あとは一般道を30分ほど走れば我が家だ。
まだまだ気を抜いてはいけない。
とうとう最後まで雨に降られ、我が家の駐車場に無事帰り着き、バイクを止めスタンドを立ててバイクから降りた。
ヘルメットを脱いで、タオルで顔を拭きやっと安堵した。「お疲れ〜!」と長男に声をかけた。長男もホッとした顔で「お疲れ〜!」。
濡れたバイクをタオルで簡単に拭き取り、カバーをかけて家に入った。
順番にシャワーを浴びた。
冷えた体に、熱いシャワーが実に気持ちいい。
いつもながら、バイクでの長距離ツーリングから帰宅した時は、何とも言えぬ充実感がある。
今回は長女をだしに、長男とロングツーリングにでかけ、家族全員で久しぶりに旅館の一部屋でみんなで一緒に寝泊まりし、天気も初日は最高だったが、二日目は散々な天気で、終わってみると非常に印象に残る旅となった。
長男が最後に「まだ走り足りん・・・」とボソッと言った言葉を私は聞き逃さなかった。
夕べのことを思い出そうとしたが、自分では寝ようとして寝た記憶がない(^_^;)
「えっ!」雨音が聞こえる。驚いて起きあがり外を見ると、なんと本降りの雨ではないか!
天気予報では確かに降水確率が50%位だったと思っていたが、こんなに本気で降られるとは・・・。
テレビをつけて天気予報を見ると、週末の予報よりも天気が悪い。西日本は完全に雨だ。
午後から回復して来るというものの、雨雲と一緒に東へと帰ることになる。
やれやれ、これは覚悟して帰らなければならない。
バイクのツーリングで、雨の中を走るほどつまらないものはない。視界も悪くなるし、ずぶ濡れになるし、スリップの危険が高まるし・・・。
みんなも起き出した。長男も雨が降っているのを見て顔をしかめた。
嘆いても仕方ない。子供らと朝風呂を浴びに行った。
朝食をみんなで食べ、帰り支度してチェックアウト。
旅館の駐車場に行き、バイクカバーをはずす。
レインウェアを着込む。
雨が降っていなければ、近場を走ってノンビリと帰るつもりだったが、これではどうしようもない。長女をマンションまで送り届け、我々は帰路についた。
来る時よりも速度が出せないため、帰りは6時間くらいは覚悟だ。何度も休憩しながらゆっくりと安全運転を心がけて走ろう。
米子市内からすぐに米子道に入った。あとはずっと高速道路だ・・・。
私のヘルメットは、ポリススタイルのヘルメットで顔の前に風防がない。バイクそのものに風防が付いているが、風は避けれても雨粒までは避けきれない。
スピードを上げて走ると、雨粒が顔に当たりチクチクと痛い。雨粒の大きさに比例して痛みが変わる。ちょっと小降りになると痛みがない。
顔中が雨粒でびしょ濡れになる。
当然ながら、めがねにも飛沫が付いて視界の悪いこと甚だしい。もうこれは苦行の体だ。
一方、長男はジェットヘルメットなので、顔全体を覆う風防があるため、まだ楽だ。長男のバイクそのものには風防がないので、雨を体全体で受け止めながら走らざるを得ない。
最初のロングツーリングで、行きは快走したが、帰りは散々だ。
しかし、こんな経験を最初からしておけば、いい勉強になるだろう。最初から雨が降っていれば、なかなかバイクに乗って長距離を走ることはないのだから・・・。
走り出して30分もしないうちに、最初のサービスエリアで休憩した。バイク専用駐車場には小さいながらも屋根が付いている。
雨がしのげるだけでホッとする。こんな感覚は車に乗っていては決して分からない。
すでにグローブもずぶ濡れだ。靴も濡れて、雨水が浸入しつつある。時間の問題だ。やがて、靴の中までびしょ濡れになるだろう。
救いは、同じようにバイクで走っている連中がチラホラいることか。彼らも同じ気持ちで走っているに違いない。事故を起こさないように気をつけて走れよ、と思う。
こんな調子で、何度もサービスエリアに立ち寄りつつ、一息ついては走り、少しずつ我が家に近づいていった。
大阪府に入ると、ようやくもう少しだと、元気が出てくる。中国道を出て、近畿道へ。
あと1時間少々の辛抱だ。
長男もびしょ濡れだが、意外と楽しんでいるようだ。
近畿道から西名阪道へ入った。
さぁ、もう少しだが、ここからさらに緊張して走ろう、と無線で声をかける。
西名阪道をようやく下りて、あとは一般道を30分ほど走れば我が家だ。
まだまだ気を抜いてはいけない。
とうとう最後まで雨に降られ、我が家の駐車場に無事帰り着き、バイクを止めスタンドを立ててバイクから降りた。
ヘルメットを脱いで、タオルで顔を拭きやっと安堵した。「お疲れ〜!」と長男に声をかけた。長男もホッとした顔で「お疲れ〜!」。
濡れたバイクをタオルで簡単に拭き取り、カバーをかけて家に入った。
順番にシャワーを浴びた。
冷えた体に、熱いシャワーが実に気持ちいい。
いつもながら、バイクでの長距離ツーリングから帰宅した時は、何とも言えぬ充実感がある。
今回は長女をだしに、長男とロングツーリングにでかけ、家族全員で久しぶりに旅館の一部屋でみんなで一緒に寝泊まりし、天気も初日は最高だったが、二日目は散々な天気で、終わってみると非常に印象に残る旅となった。
長男が最後に「まだ走り足りん・・・」とボソッと言った言葉を私は聞き逃さなかった。
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