ちょっとした開眼・・・
2003年5月22日私のスウィングの師匠は「自分の素振り」である。こう言うと、「あんたの素振りはそんなに素晴らしいのか?」と反問されそうだが、実際のところ、私を含め、ほとんどの人は素振りのスウィングが一番自然できれいだと思っている。
素振りがきれいな理由は、ボールを打たずにクラブを振っているだけだからだ。素振りには「飛ばそう」、「まっすぐに打とう」、「曲げないでおこう」・・・などといった欲がない。ただクラブを振るだけだから、もっとも理にかなった自然な体の動きとなる。
素振りの時だと、ヘッドを走らせて体の左側(右利きの場合)で「ビュッ!」と音を出すことも出来る。ボールを打つ必要がないから、全神経をクラブやヘッドに集中できて、気持ちよくクラブを振りぬくことが簡単に出来る。
その通りに、実際にボールを打つ時に出来れば、スウィングはほとんど完成したと言える。
常々、ボールを打つ時に、「素振りと同じにクラブを振れたか?」と自問自答してきた。
意識の中で、完璧に素振り通りにクラブが振れた、と思える確率は最近まで7割くらいだった。それも調子がいい時でだ。
「どうしてボールを打とうとすると素振り通りにクラブを振れないのか?」
これが最近までの私自身の大命題だった。
ごく最近、閃いたことがある。その閃きを参考にスウィングを変えてみたところ、とても素振りに近いスウィングが出来るようになったのだ。
野球でバットを振るときの姿勢を考えて欲しい。野球の場合は、ピッチャーがモーションに入る時、すでにバットはゴルフでいうところのトップの位置にある。ピッチャーが投げたボールにタイミングを合わせて、バットを振り抜いていく・・・。
さて、ゴルフとバッターのスウィングでは何が違うのだろう?
ボールが動いているか、止まっているか。もちろんこれは大きな違いだが、スウィングの本質には関係しない。
ゴルフは地面の上にあるボールを打つが、バッターはそれよりは高い位置でボールを打つ。
そう、ボールを打ち抜く時の高さが違う。
ということは、スウィングプレーンそのものも違う。バッターの方がゴルファーよりはかなりフラットにボールを打ち抜くわけだ。
バッターのつもりで素振りをする時と、ゴルフの素振りでは何が違うだろうか?
バッターはゴルファーのように前傾せずに振り抜く。対して、ゴルファーは地面の上のボールを打たなければならないために、必然的に前傾したままクラブを振り抜かなければならない。
どちらの方が振り易いだろうか?
試しに、ドライバーでも前傾をせずにバッターのようにクラブを振ってみた。
するとどうだ。前傾しないでクラブを振る方が体の動きとしては自然体に近いではないか。
どうやら、自分にとっては前傾角度をつけて、膝を軽く曲げ、・・・云々というゴルフのアドレスの姿勢そのものが、スウィングをぎこちなくしているように思えた。
そういえば、ゴルフの素振りの時、アドレスをきちんととらずに、ほとんど棒立ちに近い状態で、何も考えずに地面(ボールがあると想定した芝)めがけて素振りすると、ヘッドがビュンと走って気持ちよくクラブが振り抜けているのを何度も経験しているではないか・・・。
普段は、そうやって気持ちよく素振りをして、そして今のイメージ通りに打とう、などと考えて、ボールに向かってアドレスを取っていた。
その途端、アドレスそのものが、素振りとは違うために、違和感があるのだが、それを無理やり騙して、素振り通りにクラブを振ろうと努力していたのである。だから、当然の結果として、素振りと完璧に同じ様には振れないわけだ。
意識の上では棒立ちでも、実際にクラブを振ってみると不思議と本来のボールがあるべきところにヘッドを通すことは抵抗なく出来る。
そこで、練習場で早速、このようなアドレスに変えてボールを打ってみた。すると、非常にクラブを振りやすくなり、しかもヘッドは今まで以上に走るようになり、さらにボールも曲がりにくくなったではないか!
客観的に家内にスウィングを見てもらった。
すると、自分ではほとんどまっすぐに立ってアドレスしているつもりでも、そうは見えないと言う!さらに、スウィングのリズムもよくなり、力みを感じなくなったと言うではないか!
『これだ!』と思った。
自分の場合は、アドレスそのものがスウィングを難しくしていたようである。
もっと自然に、要するに最初からクラブを振りやすい姿勢で構えていなかった、ということなのだ。
まだ、この発見から1ヶ月も経っていない。しかし、練習場はもちろん、実際のラウンドでもドライバーは特に安定度を増してきた。
ドライバー以外のクラブでも、本質的には同じことが言える。
アドレスが大事だ、と言われる所以である。
素振りがきれいな理由は、ボールを打たずにクラブを振っているだけだからだ。素振りには「飛ばそう」、「まっすぐに打とう」、「曲げないでおこう」・・・などといった欲がない。ただクラブを振るだけだから、もっとも理にかなった自然な体の動きとなる。
素振りの時だと、ヘッドを走らせて体の左側(右利きの場合)で「ビュッ!」と音を出すことも出来る。ボールを打つ必要がないから、全神経をクラブやヘッドに集中できて、気持ちよくクラブを振りぬくことが簡単に出来る。
その通りに、実際にボールを打つ時に出来れば、スウィングはほとんど完成したと言える。
常々、ボールを打つ時に、「素振りと同じにクラブを振れたか?」と自問自答してきた。
意識の中で、完璧に素振り通りにクラブが振れた、と思える確率は最近まで7割くらいだった。それも調子がいい時でだ。
「どうしてボールを打とうとすると素振り通りにクラブを振れないのか?」
これが最近までの私自身の大命題だった。
ごく最近、閃いたことがある。その閃きを参考にスウィングを変えてみたところ、とても素振りに近いスウィングが出来るようになったのだ。
野球でバットを振るときの姿勢を考えて欲しい。野球の場合は、ピッチャーがモーションに入る時、すでにバットはゴルフでいうところのトップの位置にある。ピッチャーが投げたボールにタイミングを合わせて、バットを振り抜いていく・・・。
さて、ゴルフとバッターのスウィングでは何が違うのだろう?
ボールが動いているか、止まっているか。もちろんこれは大きな違いだが、スウィングの本質には関係しない。
ゴルフは地面の上にあるボールを打つが、バッターはそれよりは高い位置でボールを打つ。
そう、ボールを打ち抜く時の高さが違う。
ということは、スウィングプレーンそのものも違う。バッターの方がゴルファーよりはかなりフラットにボールを打ち抜くわけだ。
バッターのつもりで素振りをする時と、ゴルフの素振りでは何が違うだろうか?
バッターはゴルファーのように前傾せずに振り抜く。対して、ゴルファーは地面の上のボールを打たなければならないために、必然的に前傾したままクラブを振り抜かなければならない。
どちらの方が振り易いだろうか?
試しに、ドライバーでも前傾をせずにバッターのようにクラブを振ってみた。
するとどうだ。前傾しないでクラブを振る方が体の動きとしては自然体に近いではないか。
どうやら、自分にとっては前傾角度をつけて、膝を軽く曲げ、・・・云々というゴルフのアドレスの姿勢そのものが、スウィングをぎこちなくしているように思えた。
そういえば、ゴルフの素振りの時、アドレスをきちんととらずに、ほとんど棒立ちに近い状態で、何も考えずに地面(ボールがあると想定した芝)めがけて素振りすると、ヘッドがビュンと走って気持ちよくクラブが振り抜けているのを何度も経験しているではないか・・・。
普段は、そうやって気持ちよく素振りをして、そして今のイメージ通りに打とう、などと考えて、ボールに向かってアドレスを取っていた。
その途端、アドレスそのものが、素振りとは違うために、違和感があるのだが、それを無理やり騙して、素振り通りにクラブを振ろうと努力していたのである。だから、当然の結果として、素振りと完璧に同じ様には振れないわけだ。
意識の上では棒立ちでも、実際にクラブを振ってみると不思議と本来のボールがあるべきところにヘッドを通すことは抵抗なく出来る。
そこで、練習場で早速、このようなアドレスに変えてボールを打ってみた。すると、非常にクラブを振りやすくなり、しかもヘッドは今まで以上に走るようになり、さらにボールも曲がりにくくなったではないか!
客観的に家内にスウィングを見てもらった。
すると、自分ではほとんどまっすぐに立ってアドレスしているつもりでも、そうは見えないと言う!さらに、スウィングのリズムもよくなり、力みを感じなくなったと言うではないか!
『これだ!』と思った。
自分の場合は、アドレスそのものがスウィングを難しくしていたようである。
もっと自然に、要するに最初からクラブを振りやすい姿勢で構えていなかった、ということなのだ。
まだ、この発見から1ヶ月も経っていない。しかし、練習場はもちろん、実際のラウンドでもドライバーは特に安定度を増してきた。
ドライバー以外のクラブでも、本質的には同じことが言える。
アドレスが大事だ、と言われる所以である。
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