今週(6月17日号)の週刊ゴルフダイジェストに面白い記事があった。

「人気シャフト スピーダー 買っていい人、いけない人 主要モデル13本を徹底試打」
という記事である。

以前に、「クラブで最も重要なのはヘッドよりもシャフトだ」、という内容のことをここでも書いた。まさに、それを証明してくれるような内容の記事である。

スピーダーシャフトのカタログを見ると、「え!こんなに種類があるの!」と驚くほどのバリエーションがある。
そして、雑誌に取り上げられた「主要モデル」だけでも13本・・・。

これら1本1本が、それぞれに特性を持っている。単に、重量・トルク・フレックス、だけでなく、「インパクト直前のしなり戻り」の速い・遅い、や「トップからダウンへのしなり戻り」の速い・遅いタイプとかの特徴もある。

実際には20機種以上のシャフトがあるそうで、今後もまだニューモデルが出てくるらしい。
だいだい、製造元のポリシーが、「100人のゴルファーがいれば100通りのシャフトがある」というものだけに、極論すれば、ぴったり合うシャフトとは本来、一人一人のゴルファーごとにみんな違う、ということである。
やはり、以前、スキーのシューズの話で、自分の足にぴったりと型を合わせて作ると、スキーの滑りそのものが根底から変わってしまう、というあの話に通じる。

厳密には、その人のスウィングに合わせてシャフトは作られるべきものだろう。
プロゴルファーなどは、その恩恵を最も受けている。スポンサーのメーカーが付いているプロは、自分のスウィングに合うようにシャフトを改良してもらったり、オリジナルのシャフトを作ってもらったりしているではないか。シャフトだけでなく、ヘッドまでもオリジナルモデルを作ってもらったりしている。(こうして作られたモデルが市販モデルへと流れるのだが・・・)

いくら評判がいいシャフトでも、その人のスウィングタイプに合わなければ、たとえその人がシングルプレーヤー或いは、プロであっても合わないのが、シャフトの怖いところである。

さらに雑誌では「スピーダーは20機種以上あるからといって、誰にでも合うというわけではない。スウィングタイプに合わせて選べばハマる確率は高いというが、なかにはどうしても合わない人もいる」と・・・。

こうなると、普通に市販されているドライバーの中から、本当に自分にぴったりのクラブに巡り合う確率は、宝くじの高額賞金に当たるくらいの確率ではなかろうかとさえ思える。
どんなに美辞麗句を並べたドライバーでも、そのドライバーに付けられているシャフトが、自分のスウィングに果たしてぴったりかどうか?

アイアンからドライバーまで、自分のセットの中で、普通に打ってナイスショットの確率が高いクラブは、それなりに自分のスウィングに合致したシャフトが付いているとも考えられる。
そのクラブと同じようにスウィングして、ミスショットが多いクラブは、そのクラブのシャフトに問題があるとも言えなくはない。

「自分に合わないのに無理して使い続け、上達の妨げになる」とまで書いてある。

いつになっても各メーカーからニューモデルのクラブが発売され、相も変わらずアマチュアゴルファーが飛びつくのは無理もない話である。
いかにみんなが自分にぴったりのシャフトが付いたクラブに巡り合っていないかの現われだ。

クラブのヘッドの性能以上に、シャフトそのものの性能の差がショットに影響する。
いかにして早く自分にぴったりのシャフトに巡り合うかだ。

お見合い写真を見て、グッと来て、さらに釣書を読んで気にいって、実際にご対面して惚れ込んで、そして結婚。
しかし、生活が始まると、何だかしっくり来ない、自分に合わない、欠点が目に付いてくる。そして他のきれいな女性に目が行き浮気。破局。離婚。そして再婚。しかし、それでもまだ合わない。また破局。離婚。そして再々婚・・・。

世のアマチュアゴルファーはこれを繰り返している^-^;アハハ...

もっとじっくり、性根(シャフト)に目を向けて、伴侶となるべき相手を探さなければ・・・。そんな努力、工夫が欠けている。


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