先週末、ハーレー乗りの仲間たちと黒姫まで1泊2日のツーリングにでかけた。

全員がハーレーではない。友人の二人は1台が400CCのネイキッド、もう1台は1300CCのレーサーレプリカだ。そしていつもはハーレーに乗っているが、今回は娘さんが同行するために乗用車で行くことになったKさん。
私の長男はまだ中型免許しかないため、400CCのアメリカンバイクだ。
ハーレーは5台。

名阪国道の関IC近くのドライブインで集合。
レーサーレプリカのM君が、西宮名塩からで一番遠い。そのため、途中の渋滞に巻き込まれ、約30分ほど集合時刻に遅刻した。

黒姫までは高速道路をずっと走って行けば早く着ける。しかし、バイクのツーリングは、早く着くことが目的ではない。道中の走りを楽しむことが大きな目的だ。

先頭を私が走り、バイク仲間がこれに続き、最後をKさんの車で固めて出発した。

8月になり、急に夏らしい天気となった。気温もどんどん上がるだろう。

西名阪道から東名阪道、そして名古屋高速から名神高速に乗り継ぎ、中央道へと順調に走った。中央道に入ってすぐの内津峠SAで最初の休憩。

太陽も照りつけ、走っていてもヘルメットの中は汗がにじむ。おまけに股下には一番の熱源のエンジンがあるから、その熱がやけに熱い。

休憩のたびに涼を求め、汗を拭き、水分補給をする。車と違い、タバコは吸いながら運転は出来ないから、休憩のたびに吸うタバコがまた一味美味いのだ。

その後、ガソリンも補充したり、昼食も食べたりと、何度かSAで小休止をはさみつつ、少しずつ目的地まで近づいていった。

あるSAから出発しようとした時、M君が「とうとうバッテリーが上がってしまいました」と言った。ハーレーだと重すぎて、一人で押しがけは無理だが、M君のバイクは大型とはいえ取り回しやすい。
M君は一人でバイクを押して走りながら何とかエンジンをかけた。

バイクの場合、このように押してエンジンをかける技が使えるためありがたい。

バッテリーの点検は長いことしていなかったようである。彼曰く、「バッテリーはメンテフリーなので、交換しないとだめです」。

実は、M君、我々と知り合ってから、とうとう自分もハーレーに乗ろうと現在ハーレーを物色中なのだ。だから自分のバイクのメンテもちょっと手を抜いていたのかもしれない・・・。

中央道から長野道に入り、豊科ICで下りた。ここからしばらくは一般道を走る。単調な高速道から開放されほっとする。山道に入ると気温が下がるのがすぐに分かる。ひんやりと受ける風が実に心地いい。にじんだ汗が引くのが分かる。交通量も少ない。車ではくねくねと辛い道でも、バイクだとリズミカルにバイクを傾けながら軽快に走れる。きっとKさんもハーレーで走りたいと思っているだろうなぁ。

途中で休憩するたび、M君だけはスタート前に押しがけをしなければならない。少しでも下りになっていれば楽だが、若いM君も根を上げそうになる。

そうこうしている内に、黒姫に到着。泊まりのペンションまでそのまま走ればあと10分というところにあるすぐ近くの道の駅で休憩した。

ここで、M君のバイクのバッテリーをどうするか皆で相談した。明日のこともあるから、この際、バッテリーを交換した方がいいだろう、と話がまとまった。ペンションのオーナーに電話してバイクショップやホームセンターの場所を尋ねたりした。

その時、M君が頭を掻きながら、「すんません・・・。バッテリーはメンテフリータイプと違いました。普通のバッテリーでしたわ(^_^;)・・・」と言うではないか。

バッテリーのキャップを外してみると、見事にどのチェンバーも空っぽ!バッテリー液が完全に干上がってしまっていたのだ。
「これならバッテリーを替えなくても、液を補充するだけでいけますね」とまたまた頭を掻く。

その時、Kさんが「水を入れたらいい」と一言。

さらに「近いうちにどうせハーレーに乗り換えるつもりやろ。せいぜい1〜2ヶ月この先乗るだけやったら、水を入れたらええよ」と。

これを聞いたM君、ポカンとして「ホンマですか?」と半信半疑。
丁度、休憩した道の駅は黒姫だから、ここの水は美味しい。(^^ゞ

ペットボトルにトイレから水を汲んで満たし、その水をバッテリーの各チェンバーに入れていった。いやはやたっぷりと入った。完全に中は空っぽだったようである。

さて、バッテリーに水を補充したところで、Kさんが車のバッテリーに直結してエンジンをかけよう、と準備し始めた。その時、M君はセルを回した。

するとどうだ!一発で軽やかにセルが回り、エンジンが始動したではないか!(^^)!

これにはKさん始め、全員がびっくりした。
全員から思わず拍手が・・・(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

なんとも「黒姫の名水」でエンジンがかかったのだ。まさかほんとにこんなに簡単に水を補給しただけでバッテリーが蘇るとは驚きだ。

騒動が一段落し、ペンションに向かった。
午前9時前に集合場所を出発し、ペンションには午後5時ごろ到着した。

・・・続く・・・

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