雨も逃げた・・・

2003年6月13日
10日の夜は雨が降っていたが、小降りとなり霧雨に。11日は平日に休みを取ってのゴルフである。このまま出来れば止んで欲しいと祈りつつインターネットでお天気を調べると、11日は曇りではないか。

11日、目覚めて外を見ると雨は止んでいる。濡れていた道路も乾いている。気温は低めで少し風が出ている。

ゴルフ場に着くとすでに名古屋からNさんが着いてパターの練習をしていた。少し肌寒いくらいだった。クラブハウスに戻りコーヒーを飲んで談笑しているうちに次々とメンバーが集まってきた。

2組6名でスタート。風はやや強いが、雨が降って傘をさしながらのプレーよりは遙かにマシだ。湿度は高くなく、からっとしている。
とても気分良くラウンド出来た。

プレー終了後はお風呂に入り、みんな揃って我が家へ。今晩はテラスでゴルフの反省会BBQなのだ。雨を予想して、テラスにタープテントを用意しておいた。もし雨が降ってもこれなら大丈夫だ。

炭を熾しながらビールを開けてぼつぼつと始めた。今夜は久しぶりに伊賀牛のローストビーフをダッジオーブンで作るのだ。炭がいい感じに熾ったところで、ローストビーフを作り始めた。25分間目を離せない。

やがて今夜のBBQだけに参加するメンバー達も集まりだした。明日のゴルフに参加するメンバーも合わせると15名ほどが集まった。
ダッジオーブンから湯気が吹き始め、いい香りが漂ってきた。出来上がりだ。
肉を取り出し薄くスライスして食する。ちょっと味見。「お〜!」と声が出そうなくらい美味いではないか!みんなに取り分け食べてもらった。

続いて伊賀牛の炭焼きBBQだ。
これにNさんがわざわざ大きなズワイガニ、アワビ、マグロの頭などをお土産に持ってきて頂き、これらを炭で焼いて食べた。
大勢で集まったけれど、みんなお腹が一杯になるまで食べて頂いた。

こんな集まりでは、最初は来れないと言っておきながら、突然ひょこっと参加する、いわゆる「奇襲」というのがサークル仲間内で流行っていて、今夜も例に漏れず、滋賀からは宅急便配達員に変装してCさんが現れたし、大阪からはBさんが突然来訪した。なんとも楽しいメンバー達である。

気が付くと霧雨が降っていたが、テラスに用意したタープのおかげで濡れずに楽しめた。
午後10時過ぎにBBQタイムは終了。
BBQだけに参加のメンバー達は帰って行った。
明日のゴルフ組のメンバー達は我が家にお泊まりだ。

11時過ぎにはゴルフに備えておとなしく就寝。

翌12日も、昨夜降っていた霧雨も上がり、11日同様の曇り空である。
気温と湿度は11日よりは高いが、風も多少吹いてゴルフにはちょうどいいお天気だった。

結局、14時過ぎに3組9名のゴルフは無事終了。Nさんだけは夕方からのお仕事に備えてお風呂に入らず先に帰られた。
我々はお風呂に入り、風呂上がりにコーヒーを飲んで一息入れた。

こうして二日間、雨らしい雨に降られずに楽しくゴルフとBBQは終了した。

その日の16時頃からなんと本格的な雨が突然降り始めたのには驚いた。
その雨はそのあとしばらく降り続いた。

天は、我々の楽しいゴルフとBBQの為に、目一杯、雨を降らさずに辛抱してくれていたようだった。
関東の情報では、終日雨が降っていたらしい。
関西でも大阪や神戸方面ではまとまった雨が降っていたそうである。

我々がいたところだけすっぽりと雨雲が避けていたらしい。(^.^)ノ

明日と明後日・・・

2003年6月10日
平日真ん中の水曜・木曜の二日間、堂々とゴルフである。

木曜日には月のうち2回ほどは休んでゴルフに行ったりしているが、水曜日は基本的には休めない。水曜日はどうしても休めないデューティの仕事があるからだ。

それを休んで明日、水曜日はゴルフである。

そもそも事の始まりは、インターネットのゴルフサークル仲間とのゴルフ談義である。
サークル仲間のお一人に名古屋の方がいて、お寿司屋さんを営んでおられる。これまでに何度もお店にお邪魔して、すでにゴルフもご一緒したこともある。

サークルのメンバーさん達の多くは、土日祝日でないと休めない方もいて、平日ゴルフが出来る方は限られる。
ところが、お仕事によっては月曜が休みの方や、水曜が休みの方がおられる。

この名古屋のお寿司屋さんを営んでおられるNさんも、水曜が定休日なのだ。
土日祝日はお仕事で、まず休めない・・・。

同じサークルのメンバーなのに、仲間とゴルフが出来ないのはつらい。
そんな話の折、Nさんが私の休める木曜日に合わせてゴルフしましょう!と言ってくれた。
朝からゴルフをして、夕方からは仕事をされるというわけだ。
そこで、それならせっかくだから、私も水曜日に休みを取って水曜日にもゴルフをしましょう!と提案した。

こうして、1ヶ月ほど前から私自身が水曜に休めるように仕事を調整し、いよいよ明日と明後日、Nさんとゴルフとなったのである。

当然、サークル仲間にも声をかけ、2組で明日はゴルフである。自宅近くのゴルフ場をエントリーして、明日プレー終了後、我が家に集まってもらい、反省会BBQを行う。
BBQには、ゴルフには参加出来ないメンバーも何名か参加してくれる。明後日のゴルフの方に参加するメンバーも我が家にお泊まりでやって来る。明後日は3組でゴルフなのだ。

お天気は雨模様ではあるが、テラスでタープテントを張って雨でも強引にBBQを執り行う予定である(^_^)

こうして平日2日間休んでゴルフなんてことは、滅多にない機会である。
だからこそ、たとえ雨だろうが目一杯楽しまなくては!


ゴルフ場の質は、クラブハウスの立派さとは等価ではない。コースメンテナンスのいい悪いがゴルフ場の質を一番反映する。

メンテのいいゴルフ場では、フェアウェイのディボット跡に、ちゃんと砂が入れてあったりする。
バンカーもきれいにならされている。

グリーンを見るとそのゴルフ場の質を判断できる。
グリーン面がでこぼこだったり、芝の刈り方がいい加減だったりするとボールの転がりは無茶苦茶となる。

パッティングした時に、ボールが滑るように転がるのは気持ちがいい。パターのタッチもそんな滑らかなグリーン上ではイメージもわきやすくなる。

グリーンの速さだけがしばしば取り沙汰されるが、それよりはグリーンそのもののメンテがいいか悪いかが重要だ。

せっかくメンテの行き届いたグリーンでも、ボールマークがそのまま残っているとがっかりする。

ボールマークはそれをつけたプレーヤーがきちんと修復しておくべきものだ。
ボールマークの直し方などもゴルフ場に丁寧にポスターなどで提示しているところもある。

ボールマークを修復するのは、グリーンでのパッティングそのものにも当然影響するが、それ以上にグリーンの芝が傷んで枯れてしまうことを予防することにもつながる。

ボールマークが出来てからそれを修復するのも早ければ早いほどいい。

自分で作ったボールマークを自分できれいに修復しないゴルファーがいるのは残念だ。
精神的に余裕がないのか、或いはそんなことなど全く気にもかけていないのか。
どんな状況であれ、ボールマークをきれいに修復することはゴルファーとして当然のマナーである。

ボールマークが残っているグリーン上には不思議といくつもボールマークが修復されないまま残っていることが多い。これなどは、他人のボールマークがそのままになっているのを見て、自分のボールマークもそのままにして無視しているのだろうか。

自分が作ったボールマークを直しつつ、カップとボールまでのラインを眺めると、結構気になるボールマークが残っていることもある。

プレーするゴルファーの質が反映されている。
グリーン上にボールマークが多く残っているゴルフ場は、そこでプレーするゴルファーの質も悪い。そして、そんなゴルフ場に限って、グリーンそのもののメンテもいい加減なことが多い。その結果、グリーンはすこぶるコンディションが悪い。
二度と行きたくない、と思ってしまう。

まれに、メンテが行き届いているのに、ボールマークが多いゴルフ場もある。そんなゴルフ場では、メンテする人の気持ちを踏みにじっているようなものだ。自分がグリーンキーパーだったら無性に腹が立つと思う。

そういう意味でも、きれいなコンディションのいいグリーンでプレーできた時は、またここでプレーしたいと思うし、だからこそ自分がグリーンを傷めたらきれいに修復しようと自然に思うのだが・・・。

最近はゴルフシューズのスパイクによる引っかき傷は少なくなったが、これはソフトスパイクの推奨によるものだろう。
ボールマークそのものは以前より却って目に付くような気がする。

グリーンはゴルフのプレーで最後の勝負場所だ。繊細なタッチが要求される舞台だ。
本当にゴルフが好きなゴルファーなら、自然とグリーンを労わるだろう。

たとえお付き合いでのゴルフでも、年に数えるほどしかプレーしないゴルファーでも、ゴルフをする以上は基本的なマナーやエチケットをまもるのは当たり前だ。
それがまもれないプレーヤーは、ゴルファーとしてだけでなく、人間性も疑われることになる。


朝から快晴である。長女は昼前に米子へ帰る。

以前から長男がバイクに乗りたいからツーリングに行こう、と言っていた。試験も終わり、予定も入れていない休日。

で、私と家内と長男の3台でツーリングに出かけることに決定。次男はまだバイクの免許も無いため、家で一人留守番である。
もちろんバイクの後ろに乗って一緒に行ってもいいのだが、やはり後ろに乗っても面白くないそうである。

午前10時頃から出発。
最初は長男が海を見たいというので、伊勢、志摩方面へと走ろうと出かけた。

一般道路で久居まで走り、ここから伊勢自動車道に乗った。
車も多くない。気持ちよく快走。
SAで休憩している時、お昼ご飯をどうしようと話し合った。

ちょうど今からなら、伊勢でお昼時だ。
意見は一致。「伊勢うどん」を食べようとなった。

伊勢西ICで下りて、市街地へ。
贔屓の伊勢うどん屋さんに向かう。ここは老舗のうどん屋さん。
創業は昭和の初めだという。伊勢うどん一筋の老舗だ。店舗は古くて目立たないが、知る人ぞ知る老舗だ。

店のそばにバイクを止め、店に入るとお客さんは数人だけだった。
早速「肉伊勢うどん大盛り」を注文。

久しぶりに食べる伊勢うどんはやはりとても美味しかった。

お腹を満たし、伊勢スカイラインを走って鳥羽へ。そしてここからパールロードを走った。
途中の展望台で休憩。海を見渡せる景色のいいサービスエリアである。

パールロードは一部有料で、無料区間を目一杯走って、そこから一般道に抜けて、今度は田舎道をしばらく走り、伊勢自動車道の玉城ICから再び高速道へ。そしてまた久居ICまで走って、来た時と同じルートで我が家へ。

途中トラブルもなく、5時頃に帰宅。
留守番していた次男のお出迎えを受けた。

・・・・・・・・・

●今日の日記は画像もあります。

●名代 伊勢うどん 山口屋はホームページ
 ( http://www.iseudon.jp )があります。

ゴルフ部・・・

2003年6月7日
米子の大学に行っている長女が金曜夕に帰ってきた。目的は一人住まいのストレス発散。それとお買い物。(^_^;)

金曜日、いつものように夕食後に練習場に。

実は、長女が大学に行ってから、向こうでゴルフ部に入部したのだ。こちらにいる時は興味も示さなかったのに、どういう風の吹き回しか、ゴルフ部に入ったという。
バイトもゴルフ場でキャディを始めたらしい。

ゴルフ部ではみんなで練習場で練習したり、ショートコースをラウンドしたりしているらしい。

ゴルフ部でどんな練習をしているのか、話を聞くと、どうやらかなりいい加減な練習のようだ。はっきり言って、お遊びのクラブみたいである。
しっかりしたコーチがいるわけでもなく、先輩に適当に教えてもらっているそうだ。

長女がこちらで生活していた時は、練習場へは何度かついてきたこともあり、実際に練習場でボールを打ったりしたこともある。しかし、体も小さいし、長男や次男と比べるとスウィングも今一つだった。それにもう一つゴルフに対する熱意も感じなかった。

ゴルフ部に入って少しはマシになったかな?と思っていたが、以前とほとんど進歩していなかった。しばらく黙って見ていたが、見るに見かねて口を出した。
アドレスの基本すら出来ていないし、スウィングも完全な手打ちだし・・・。

せっかくゴルフ部に入部しても、これでは酷すぎる。せめて基本だけはちゃんと教えてやれよ、と言いたい。
日大のような本格的なゴルフ部だと、当然ながらみっちりと基本を叩き込まれるはずだ。

コーチもいないようなクラブだから、仕方がないといえばそうなのだが、これでは変な癖ばかりがしっかりと身に付いてしまい、これから長い間ゴルフで苦しむかも・・・。

バイト先のゴルフ場にはプロもいて、研修生もいるようなので、そこで少しでも教えてもらうようにと言うしかない。

まぁ、どうせゴルフで飯を食うわけではないし、趣味の一つとしてゴルフをするのだから、気楽にやるのもいいかもだけど、家内の場合は最初の数ヶ月間、みっちりとゴルフスクールでインストラクターに学んだため、基本がしっかりと出来て、上達もスムーズだった。

ある程度ゴルフが分かってくると、ゴルフの面白さにはまってしまう。そうなった時に、基本が出来ているか出来ていないかで、それから先の上達度が全く違ってしまう。だからこそ、今のうちに、大事な基本だけはしっかりと身につけておいて欲しいと思うのだ。

ゴルフ部といっても、要するにピンキリだということか・・・。
夏休みには一度本コースのラウンドに連れて行こうと思っているが、どうなる事やら・・・(^_^;)
今週(6月17日号)の週刊ゴルフダイジェストに面白い記事があった。

「人気シャフト スピーダー 買っていい人、いけない人 主要モデル13本を徹底試打」
という記事である。

以前に、「クラブで最も重要なのはヘッドよりもシャフトだ」、という内容のことをここでも書いた。まさに、それを証明してくれるような内容の記事である。

スピーダーシャフトのカタログを見ると、「え!こんなに種類があるの!」と驚くほどのバリエーションがある。
そして、雑誌に取り上げられた「主要モデル」だけでも13本・・・。

これら1本1本が、それぞれに特性を持っている。単に、重量・トルク・フレックス、だけでなく、「インパクト直前のしなり戻り」の速い・遅い、や「トップからダウンへのしなり戻り」の速い・遅いタイプとかの特徴もある。

実際には20機種以上のシャフトがあるそうで、今後もまだニューモデルが出てくるらしい。
だいだい、製造元のポリシーが、「100人のゴルファーがいれば100通りのシャフトがある」というものだけに、極論すれば、ぴったり合うシャフトとは本来、一人一人のゴルファーごとにみんな違う、ということである。
やはり、以前、スキーのシューズの話で、自分の足にぴったりと型を合わせて作ると、スキーの滑りそのものが根底から変わってしまう、というあの話に通じる。

厳密には、その人のスウィングに合わせてシャフトは作られるべきものだろう。
プロゴルファーなどは、その恩恵を最も受けている。スポンサーのメーカーが付いているプロは、自分のスウィングに合うようにシャフトを改良してもらったり、オリジナルのシャフトを作ってもらったりしているではないか。シャフトだけでなく、ヘッドまでもオリジナルモデルを作ってもらったりしている。(こうして作られたモデルが市販モデルへと流れるのだが・・・)

いくら評判がいいシャフトでも、その人のスウィングタイプに合わなければ、たとえその人がシングルプレーヤー或いは、プロであっても合わないのが、シャフトの怖いところである。

さらに雑誌では「スピーダーは20機種以上あるからといって、誰にでも合うというわけではない。スウィングタイプに合わせて選べばハマる確率は高いというが、なかにはどうしても合わない人もいる」と・・・。

こうなると、普通に市販されているドライバーの中から、本当に自分にぴったりのクラブに巡り合う確率は、宝くじの高額賞金に当たるくらいの確率ではなかろうかとさえ思える。
どんなに美辞麗句を並べたドライバーでも、そのドライバーに付けられているシャフトが、自分のスウィングに果たしてぴったりかどうか?

アイアンからドライバーまで、自分のセットの中で、普通に打ってナイスショットの確率が高いクラブは、それなりに自分のスウィングに合致したシャフトが付いているとも考えられる。
そのクラブと同じようにスウィングして、ミスショットが多いクラブは、そのクラブのシャフトに問題があるとも言えなくはない。

「自分に合わないのに無理して使い続け、上達の妨げになる」とまで書いてある。

いつになっても各メーカーからニューモデルのクラブが発売され、相も変わらずアマチュアゴルファーが飛びつくのは無理もない話である。
いかにみんなが自分にぴったりのシャフトが付いたクラブに巡り合っていないかの現われだ。

クラブのヘッドの性能以上に、シャフトそのものの性能の差がショットに影響する。
いかにして早く自分にぴったりのシャフトに巡り合うかだ。

お見合い写真を見て、グッと来て、さらに釣書を読んで気にいって、実際にご対面して惚れ込んで、そして結婚。
しかし、生活が始まると、何だかしっくり来ない、自分に合わない、欠点が目に付いてくる。そして他のきれいな女性に目が行き浮気。破局。離婚。そして再婚。しかし、それでもまだ合わない。また破局。離婚。そして再々婚・・・。

世のアマチュアゴルファーはこれを繰り返している^-^;アハハ...

もっとじっくり、性根(シャフト)に目を向けて、伴侶となるべき相手を探さなければ・・・。そんな努力、工夫が欠けている。


フェースプログレッション(FP)は、ボールの捕まりを良くするための工夫の一つだ。
殆どのクラブに多かれ少なかれFPがついている。

FPとはシャフトのセンターから、フェースのリーディングエッジがやや後退している「あれ」である。
プロ仕様のクラブには、このFPが無いクラブもある。ストレートな感じで、いかにも難しそうな印象を受ける。

確かに、ロングアイアンのような長いクラブになるほど、このFPの恩恵を被る。
逆に短いクラブでは、FPが強いとボールが捕まりすぎる傾向が出る。

もちろん、スウィングにもよるとは思うが、最近、このFPが「効いている」、というのを実感した。

というのは、ウエッジをインターネットで購入し、実物が届いて、喜んで包装を解き、クラブを構えた時、このFPの為に、違和感を感じたのである。
それまで愛用していたウエッジは、ストレートでFPがゼロだった。
しかし、購入したウエッジにはFPが付いていて、雰囲気が違うのだった。

練習場でボールを打ってみたところ、FPの為に、ボールは狙った所より見事に左に飛ぶのだ。フェースを若干開いてアドレスしてスウィングするとドローの球筋になる。
私が使っているアイアンセットも軽いFPが付いていて、若干開いて構え、ドローの球筋でプレーしている。

しかし、100ヤード以内はウエッジの出番で、これまで使っていたウエッジはFPが無いため、素直にリーディングエッジを目標方向に構えてスウィングするときっちりと狙った方向に飛ぶ。
ところが、同じ方法で新しいウエッジを使うと、先ほど述べたように素直に狙えないのだ。

これは困る。100ヤード以内は出来るだけストレートな球筋で、素直に狙いたいのだ。
他のアイアンのようにドローで打つのは、精度の点で劣る。

実際にコースで数ラウンド使ってみたが、やはりFPがあるために思うようにピンを攻められない。これでは肝心なスコアをまとめられないではないか。

そこで、これまで使っていたウエッジと同じシリーズで、ロフトだけ違うウエッジをもう一本購入した。

練習場で打ってみると、FPが無いために、これまでのウエッジと同様に素直に構えて狙えるようになった。

FPがこれほど重要だとは思いもしなかったが、考えてみれば、ウエッジに限らず、アイアンは飛ばすクラブではなく狙うクラブである。
つまり、今使っているアイアンセットにしても、FPの点をもう少し考慮してセッティングするべきかも知れない。

今のところは、フェースを開いて構えてドローの球筋で狙っているが、いつも同じようにドローがかかるとは限らない。時にはフックになることもあるし、右にプッシュしてしまうこともある・・・。

素直に狙う方向に、リーディングエッジを構えてウエッジのように素直に打って、ストレートに近い球筋で打てるに越したことはない。

FPがゼロのウエッジで、リーディングエッジをまっすぐに目標方向に構えて、素直にまっすぐに狙えるということは、スウィング軌道そのものは悪くないということだから、アイアンセットにしてもFPがもっと小さいか、ゼロのアイアンでセッティングするのが妥当かもしれない。

FPのチェックはそういう意味で重要だが、これまであまり気にしていなかった。
自分のスウィングに応じたFPを選ぶべきだろう。

梅雨・・・

2003年6月3日
6月に入ると、そろそろ梅雨入りだなぁと思う。梅雨時期は、ゴルフ、ツーリングに、キャンプやアウトドアなど、私の趣味にとっては好ましくない季節である。

ところで、梅雨は一般に「つゆ」と呼ばれるが、時に「ばいう」などとも呼ばれる。例えば「梅雨前線」は「つゆぜんせん」と読まずに「ばいうぜんせん」と読む。

ふと気になって調べてみた。

どうして「梅雨」を「つゆ」と読むのか?

いろいろな説があるようだが、古くは中国の明の時代に「梅雨」という語が出ている。

梅とどう関係があるのかというと、「梅の実が熟すころに降る雨だから」という説が有力だ。

一方、「黴雨」(ばいう)、つまりカビ(黴)を生じさせる雨から、この「ばいう」が転じて「梅雨」となったという説もあるようである。

江戸時代頃に、梅雨を「つゆ」と読み出した記録もあるようで、日本歳時記にその記載があるそうだ。

「つゆ」の語源は「露」「汁」(つゆ)や、湿気で物が腐ってしまう事から「潰」(ついゆ)等から来ているとの説が有力だ。

日本語にはこのように、時に首を傾げたくなるような言葉が多い。
普段何気なく使っている言葉や単語も、その由縁を調べると面白い。


JGAのハンディキャップ(HC)算定方式を見ながら、シングルHCとなるための条件を考えた。

HC9となるためには、はたして普段からどれくらいのスコアでラウンドしなければならないのか?

実際にコースをラウンドしてスコアを提出すると、まずストロークコントロールされる。これは、たとえばどんなに大叩きしたホールがあっても、それをダブルボギーとしてスコアを計算し直すことを言う。
ハンディが多い人ではトリプルボギーとして計算される。
詳しくはJGAのホームページ(http://www.jga.or.jp/)を見ると詳しく書いてある。

そしてそのコースのコースレートと、コントロールされたスコアとのストローク差を求め(これをディファレンシャルという)、連続した最近のスコアカード20枚から、ディファレンシャルの小さなカードを10枚集めて合計し、それをディファレンシャル表に照らし合わせてHCが決まるという仕組みである。

たとえば、HC9であるためのディファレンシャル合計はスコアカード10枚分で88.6〜 98.9 と規定されている。
つまり、1ラウンド平均で、ディファレンシャルが最低9.89となる。

コースレートはレギュラーティ使用の場合、多くは69〜71である。
ということは、69+9.89=78.89、つまり、79、願わくは78でラウンドしないといけない計算だ。

コースレートが高いコースではそれよりも1,2打多くてもいいことにはなるが・・・。

要するに、おおよそ79(7オーバーパー)を目標にラウンドしなくてはシングル入りは難しいということになる。

7オーバーパー・・・。前半で4オーバー、後半で3オーバー。ハーフは39でラウンドしなければならない・・・。

道理で、シングルとなるのが難しいわけだ。
全てのラウンドをこれくらいで安定してプレー出来るのはかなり困難だ。

42,3でハーフをラウンドすることは比較的簡単でも、これをハーフだけで3つ、4つ縮めることが如何に難しいか・・・。
しかし、それを乗り越えない限り、シングルとはなれない。
さらに、シングルといっても、それでようやく10を切ったシングルの入り口だ。

ローハンディとなればなるほど、1打の重みが増してくる。
ゲームとはいえ、シビアな世界である。
ここでもやはり、たかがゴルフ、されどゴルフなのだ。

なかなか手強いではないか・・・。
半年くらい前までは、パターは好きだったし、どちらかというと上手い方だった。
それが、ちょっとしたことがきっかけで、パターに苦手意識を持つようになり、タッチまでも合わなくなり、挙げ句の果ては3パットや4パットを平気でするようになってしまった。

イップスとは違う。とにかくタッチが出せないのだ。特に、ショートパットが苦手となり、よほどピンに近くなければ入る気がしなくなった。

パターが下手だと、スコアがまとまらない。
パターの握り方を変えてみたり、アドレスを変えてみたり、パターも変えてみたり、とあらゆる事を試みた。

どうやっても思うようにいかないため、とうとう自称「パター迷人」と名乗り、居直った。

ところが、つい先日からかつてのタッチが蘇り、パターの調子が上向きになってきた。

何が違うかというと、アドレス時のスタンスの広さである。長かろうと短かろうと、スタンス幅を変えず、殆ど足を広げずに立つ。

それと、プレショットルチーンとして、ボールとピン(正確にはボールを打ち出す方向)を結んだ線上で、ボールの後ろに立ち、カップを見ながら距離感を出す素振りをする。

そしてタッチの雰囲気がつかめたら、アドレスしてイメージが消えないうちにパッティングする。ただし、この時、テークバックでパターヘッドがまっすぐに波打たないように慎重にテークバックするように気を付ける。

変えた点と言えばこんな程度なのだが、どういう風の吹き回しか、タッチがとても良くなってきたのだ。

そろそろパター迷人を返上して名人に変えようかな (⌒▽⌒)アハハ!

人生と同じ・・・

2003年5月30日
激しい動きを要求されるスポーツでは体力の衰えが、そのまま実力に反映される。その点、ゴルフは体力に依存する割合が少ないため、体力があるから有利、と一概に言えない。もちろん、筋力や柔軟性が優れていれば、それに越したことはない。

ゴルフでは、高齢のシングルプレーヤーもいれば、非力な女性でも、シングルプレーヤーもいる。若くて、体力がバリバリのアスリートでも、100以上叩くゴルファーは五万といる。

柔道や相撲に通じるところでもある。つまり、「柔よく剛を制す」。

ゴルフが上手くなるためには、何が必要なのだろうか。飛距離?正確性?それとも・・・?

飛距離が優位なほど、アドバンテージとなるのは否定しない。しかし、それよりはやはり正確性だ。

小さなボールを最終的にカップインさせるために、ゴルファーはプレーしている。
カップインするまでの過程を如何に少なくさせるかを競っている。

自分が思うようにボールを運べる技術があるかどうかだ。この技術の差が、ゴルファーの上手下手にかかわる。

2001年3月から、スコアをパソコンに登録して来た。フェアウェイキープ率、パーオン率、ボギーオン率、パーセーブ率、平均パット数、・・・etcと、あらゆる角度から自分のゴルフを分析できる。

単純にスコアだけを取り上げてみると、

期間 2001 年 3 月〜 2002 年 3 月
ラウンド数 : 69回
平均スコア : 89.9(45.3/44.6)-パター数P33.6(16.8/16.7)
ベストスコア : 79(41/38)-P32(16/16)

期間 2002年 3月〜 2003 年 3月
ラウンド数 : 86回
平均スコア : 87.4(44.1/43.3)-P34.5(17.2/17.3)
ベストスコア : 77(38/39)-P28(15/13)

2年間を比較してみると、ラウンド数が増えて、平均スコアはよくなり、ベストスコアも更新していることがわかる。

さらに、最近の3ヶ月だけの統計を見ると、

ラウンド数 : 18回
平均スコア : 85.0(42.4/42.6)-P34.7(16.8/17.9)
ベストスコア : 77(39/38)-P32(16/16)

と、さらにスコアは上向きだ。

このように、歳を加えても、いまだ発展途上中であることが面白いではないか。

事実、統計からも明らかなように、自分自身でも自分の技術が向上しているのを実感している。
何が変わったのか?

飛距離が伸びたかというと、それ程ではない。確かに、道具の進歩などで、恩恵は被っていると思うが、目を見張るほどの違いはない。
結局は、正確性が全体的に向上した結果である。

ドライバーでのOBが少なくなり、アイアンショットの精度が上がり、アプローチショットが上手くなった、ということである。
パッティングは感覚的に、依然とそれほど差を感じない。

さらに加えるならば、ラウンド時の心構えが大きく変化してきたことも要因の一つだと思う。
昨日の日記にも書いたが、ミスを受け入れる寛大さは、過去とは大きく異なってきた。
自分の実力を、過大評価もせず、過小評価もせず、十分に理解出来るようになってきた、ということである。

常に努力を怠らず、慢心せず、謙虚に、そして時には大胆に勝負に出る。
奢らず、卑下せず、楽しく、和を保つ。
自分自身をしっかりと理解し、自分以上のものを求めない・・・。自分は自分、人は人。

ゴルフは人生に通じるスポーツだ。



ゴルフとは孤独なスポーツだ。習慣的に4人1組でラウンドしても、自分以外は同伴競技者である。各人のプレーは各人の責任において成り立つ。

どんなプレーヤーも、如何に少ないスコアでホールアウトするかを目標にプレーしている。
スコアつまり数字でプレー内容が評価されるゲームがゴルフである。

「上がってなんぼ」と言われるように、ゴルフとはスコア至上主義のスポーツだ。目の覚めるような300ヤードのスーパードライブのティショットを放っても、その後でミスが続いてボギーとなれば、最初のティショットがチョロでも、その後でリカバリーしてパーを取った人には負けるのだ。

同じゴルフ場を何度ラウンドしても、なかなか同じ状況に遭遇することは少ない。似たような状況でも、気象条件が違ったり、微妙にライが違ったりと、厳密には決して同じ状況でのプレーはあり得ない。

また、いい条件のライからナイスショットを打てるとも限らない。悪いライからナイスショットが打てることもあるのがゴルフである。

ゴルファーは、自分の技術を磨く努力をする。
練習場に足繁く通い、納得のいくショットを放つべく努力する。実際のコースをラウンドし、実戦でいろいろな状況に遭遇し、経験を積み学ぶわけである。

百戦錬磨のゴルファーといえども、ミスが出る。反対に、経験の浅いゴルファーでもナイスショットが出る。

誰でも当然ながらナイスショットもあれば、ミスショットもある。ナイスショットを如何に多くして、ミスショットを少なくするかが、結局は全てのゴルファーの課題となる。
ミスが少ないほど、またミスの程度が軽いほど、「巧いゴルファー」となるわけだ。

実際にラウンドする時、誰も好んでミスを出そうなどとは決して思わない。しかし、極論すればゴルフとは「ミスの連続」だと思う。

ティショットがナイスショットと言っても、本当に100%完璧とは言えないかも知れない。もう少し左、あるいは右に飛んだ方が良かったかも知れない。あるいは、もう10ヤード飛んだ方が良かったかも知れないし、飛ばなかった方が良かったかも知れない。

だいたい、どんなショットでも点で狙えるほどの精度はないのだから・・・。パターでもそうだ。完璧なパッティングなら、グリーンに乗れば全て1パットでカップインしなければならない道理だ。2パットでパーといっても、1パット目で入らなかったと言うことは、そのパッティングはミスだったのだと言われて反論は出来まい。

こう考えると、「ゴルフとはミスの連続」、と言うのも頷けるではないか。

まぁ、こんなミスは、超一流のプロゴルファーが悩むミスで、我々アマチュアゴルファーには殆ど関係ない。我々のいうミスは、もっと目立つミスだ。ボールが大きく曲がったり、チョロしたり、トップしたり、ダフったり・・・。

ミスの程度の差はあれ、超一流プロも我々も、ミスをしようとは思っていない。

ミスが出て、自分に腹を立てるプレーヤーがいる。ミスが出る直前までは、冷静でも、ミスが出た瞬間に冷静さを失うのは、自分が自分を許していないことの表れだ。
一生懸命考えて、ミスをしないようにと頑張った自分を、そんなに責めては可哀想ではないか。
「ゴルフとは、ミスの連続」と割り切れば、ミスが出ても腹も立たない。自分を労り、同情し、励ましてやろう。「仕方がないな。次はしっかりとやろうぜ」と考えればいい。
一生懸命の自分を叱るべきではない。自分を一番よく理解しているのは自分なのだから、心の中で葛藤するのはよくない。

ゴルフとは非常に心理面が影響するスポーツでもある。喜怒哀楽の中で、喜・楽だけを重んじ、怒・哀は必要ない。

考え方一つで、プレーそのものが変わる不思議なスポーツだ。

過去にご一緒したシングルプレーヤーのプレー態度を観察し、このような考え方が間違っていないことを確信した。
このDiaryNote も我ながら長く書き続けているものだと感心する。だいたい、過去に日記などを書き続けた記憶がない。強いて言えば、小学生のころに夏休みなどの宿題として絵日記を書いたことくらいだ。

自分が書いたにもかかわらず、過去の日記を読み返してみると結構面白い。
面白いから、ついまた書いてみようという気になる。そして書かないと何だか落ち着かないことすらある。

普通の日記と違うのは、自分だけのプライベートな日記ではないということだ。言うならば、随筆か・・・。

学生のころから国語も好きで、高校生のころは文学青年だった。片っ端から著名な作家の作品を読み漁ったものだ。
そんな影響もあってか、「書く」ことが好きだ。

身の回りの事に限らず、何かテーマがあると、それを自分なりに表現するのが好きだ。

こうして、続いたDiaryNoteを自分のホームページ上で残しているので、最近はホームページそのものを更新する代わりに、ここでテーマを取り上げて書いてしまうようになった。

DiaryNoteの内容はいろいろだが、文字だけでは全てを表現しにくいこともある。
「百聞は一見に如かず」という諺にもあるように、やはり「見る」ことは、「聞く」、「読む」よりも勝ることもある。

そこで、DiaryNoteに書いた内容を補足する意味で、その内容を別の角度から画像でも紹介するのも面白いと考えた。

すでに気が付いた方もおられるかも知れないが、ホームページのトップページにある「DiaryNote」のすぐ下に、「DiaryNote フォトアルバム」というサイトを設けた。
ここに、DiaryNoteの日付に対応した画像などを載せてみようと思っている。

久しぶりにハーレーグループのメンバー4名と私たち夫婦、それに私の友人2名の8名で、1泊2日のツーリングにでかけた。

24日早朝に待ち合わせ、そろって丹後半島の間人の国民宿舎へ出発。
「間人」・・・日本の地名は難しい。読める人はいるだろうか?ここを知らない人はまず読めないだろう。正解は「たいざ」。

友人2名はハーレーではないが、我々ハーレーののんびりした走りにお付き合いしてくれた。
本質的にハーレーはノンビリと走るのに適したバイクなのだ。制限速度プラス20キロくらいまでで走るのが心地よい。
高速道路を使わずに、一般道を走った。

道中、何回も休憩をはさみ、隊列を崩さないように走る。
街を離れ、車も少なくなり、周囲の山や、田舎の景色の中、ハーレー独特の排気音を響かせながらゆったりと走るのは気持ちがいいものだ。

天気もちょっと曇り空で、暑くもなければ寒くもない。まさにツーリング日和である。
さすがに、バイカー達も多く、途中で他のツーリングのグループとすれ違う。
同じハーレーに乗っているグループとすれ違うと、お互いに手を挙げて挨拶してすれ違う。

実際の走行距離はそれほどではないのだが、国民宿舎に到着したのは出発してからほぼ11時間後だった。
到着してすぐにお風呂を頂いた。お風呂は露天風呂もあり、海がすぐ近くに見え、凪いだ海から吹く風が心地よい。お風呂から上がり一息ついて夕食の宴だ。

長距離ツーリングの後は、お腹が減るものだ。
ビールで乾杯もそこそこに、並んだ料理をがっつく。海が近いこともあり、海の幸が美味しい。出た料理はきれいに片づいた(^_^)

お腹が満たされた後、バイク談義だ。ハーレーや他のバイクの話や、それからバイクに関連した映画の話題やと、話は尽きない。

10時前には部屋に戻り、また部屋で話が弾む。12時前に就寝。

翌朝、心配した天気は曇り。帰り着くまで雨が降らなければいいが・・・。テレビの天気予報を見ると、西の方から崩れてきている。

普段は朝食を食べない私だが、こんな時はいつも不思議とお腹が空く。
ご飯もお代わりをしてお腹が一杯となった。

9時過ぎに国民宿舎を出発。
帰りは1時間ほど一般道を走り、あとは途中から舞鶴自動車道、中国道、近畿道、西名阪道とずっと高速を走って帰る。

舞鶴道に入る手前で、昼食。さすがにお腹はそれほど空いていない(^_^;)
しかし、同行したメンバーのお一人は恐ろしいほどの食欲を示した。いつもこの方の食べっぷりには驚くばかり・・・。それなのにどちらかというと痩せている。羨ましいほどだ。

高速に入ると、ほぼ100キロの速度で走った。一定速度で高速を流すと、さすがにバイクでも眠気が来る。ましてや、昼食の後だけに尚更だ。先頭を走るのは、その大食漢のMさんだ。後ろから走りを見ていて、「あ、眠気が来ているな」と分かる。
SAに入る。やっぱり、眠かったらしい。

「速度を一定にせずに、緩急つけて走りましょうよ」と助言した。その方が、眠気が来ない。
ずっと高速道だけに、変化のある走りをした方が安全というものだ。

高速でも何度もSAで休憩をはさんだ。行きと違って高速道だけに、平均速度が速いため、やはり帰りは速い。

中国道の西宮で友人が一人別れ、近畿道の八尾でまた友人の一人が別れた。

我々6名のハーレーグループは途中、西名阪の針で下り、そこにあるハーレーショップに立ち寄った。
ここでちょっと雨が降る気配・・・。

我々夫婦以外の4名は、四日市、嬉野方面まで帰らなければならない。
針のショップでお別れとなった。

霧雨のような雨がかすかに降り始めたようだ。
ここからあと1時間で自宅だ。
我々も早々に帰ることにした。

ガレージに着くまで、何とかたいした雨に降られずに無事到着した。

久しぶりの大勢でのツーリングだった。
たまにはこうして大勢で走るのも楽しい。
次回は8月に長距離ツーリングを予定している。今回のメンバーは全員参加の予定だ。さらに今回参加出来なかったハーレーグループのメンバーがまだ数名いるので、全員参加となるともっと迫力がある。楽しみだ。


私のスウィングの師匠は「自分の素振り」である。こう言うと、「あんたの素振りはそんなに素晴らしいのか?」と反問されそうだが、実際のところ、私を含め、ほとんどの人は素振りのスウィングが一番自然できれいだと思っている。

素振りがきれいな理由は、ボールを打たずにクラブを振っているだけだからだ。素振りには「飛ばそう」、「まっすぐに打とう」、「曲げないでおこう」・・・などといった欲がない。ただクラブを振るだけだから、もっとも理にかなった自然な体の動きとなる。

素振りの時だと、ヘッドを走らせて体の左側(右利きの場合)で「ビュッ!」と音を出すことも出来る。ボールを打つ必要がないから、全神経をクラブやヘッドに集中できて、気持ちよくクラブを振りぬくことが簡単に出来る。

その通りに、実際にボールを打つ時に出来れば、スウィングはほとんど完成したと言える。

常々、ボールを打つ時に、「素振りと同じにクラブを振れたか?」と自問自答してきた。
意識の中で、完璧に素振り通りにクラブが振れた、と思える確率は最近まで7割くらいだった。それも調子がいい時でだ。

「どうしてボールを打とうとすると素振り通りにクラブを振れないのか?」
これが最近までの私自身の大命題だった。

ごく最近、閃いたことがある。その閃きを参考にスウィングを変えてみたところ、とても素振りに近いスウィングが出来るようになったのだ。

野球でバットを振るときの姿勢を考えて欲しい。野球の場合は、ピッチャーがモーションに入る時、すでにバットはゴルフでいうところのトップの位置にある。ピッチャーが投げたボールにタイミングを合わせて、バットを振り抜いていく・・・。

さて、ゴルフとバッターのスウィングでは何が違うのだろう?
ボールが動いているか、止まっているか。もちろんこれは大きな違いだが、スウィングの本質には関係しない。
ゴルフは地面の上にあるボールを打つが、バッターはそれよりは高い位置でボールを打つ。

そう、ボールを打ち抜く時の高さが違う。

ということは、スウィングプレーンそのものも違う。バッターの方がゴルファーよりはかなりフラットにボールを打ち抜くわけだ。

バッターのつもりで素振りをする時と、ゴルフの素振りでは何が違うだろうか?
バッターはゴルファーのように前傾せずに振り抜く。対して、ゴルファーは地面の上のボールを打たなければならないために、必然的に前傾したままクラブを振り抜かなければならない。

どちらの方が振り易いだろうか?
試しに、ドライバーでも前傾をせずにバッターのようにクラブを振ってみた。
するとどうだ。前傾しないでクラブを振る方が体の動きとしては自然体に近いではないか。

どうやら、自分にとっては前傾角度をつけて、膝を軽く曲げ、・・・云々というゴルフのアドレスの姿勢そのものが、スウィングをぎこちなくしているように思えた。

そういえば、ゴルフの素振りの時、アドレスをきちんととらずに、ほとんど棒立ちに近い状態で、何も考えずに地面(ボールがあると想定した芝)めがけて素振りすると、ヘッドがビュンと走って気持ちよくクラブが振り抜けているのを何度も経験しているではないか・・・。

普段は、そうやって気持ちよく素振りをして、そして今のイメージ通りに打とう、などと考えて、ボールに向かってアドレスを取っていた。
その途端、アドレスそのものが、素振りとは違うために、違和感があるのだが、それを無理やり騙して、素振り通りにクラブを振ろうと努力していたのである。だから、当然の結果として、素振りと完璧に同じ様には振れないわけだ。

意識の上では棒立ちでも、実際にクラブを振ってみると不思議と本来のボールがあるべきところにヘッドを通すことは抵抗なく出来る。

そこで、練習場で早速、このようなアドレスに変えてボールを打ってみた。すると、非常にクラブを振りやすくなり、しかもヘッドは今まで以上に走るようになり、さらにボールも曲がりにくくなったではないか!
客観的に家内にスウィングを見てもらった。

すると、自分ではほとんどまっすぐに立ってアドレスしているつもりでも、そうは見えないと言う!さらに、スウィングのリズムもよくなり、力みを感じなくなったと言うではないか!

『これだ!』と思った。

自分の場合は、アドレスそのものがスウィングを難しくしていたようである。
もっと自然に、要するに最初からクラブを振りやすい姿勢で構えていなかった、ということなのだ。

まだ、この発見から1ヶ月も経っていない。しかし、練習場はもちろん、実際のラウンドでもドライバーは特に安定度を増してきた。
ドライバー以外のクラブでも、本質的には同じことが言える。

アドレスが大事だ、と言われる所以である。

アプローチショットというと、ウエッジを使うのが普通だ。時に、9I、7Iなどを使い、ランニングアプローチで攻めることもある。

ウッドでアプローチというのは、たまにトーナメントで見ることがある。
ウッドはその形状から、ダフりにくいし、ロフトも立っているためにランニングアプローチとして使えなくはない。

しかし、ウッドのアプローチはなかなか練習する場所がない。

ティグランドは比較的広く、平らで芝も短いため、意外とこのウッドでのアプローチの練習に向いている。

以前から、ティグランドで前の組が詰まって、待たなければいけない時などに、遊びで手にしているドライバーを使ってボールを転がしたりしていた。

ティマーカーなどを目標にドライバーでパターのようにボールを転がすのだ。
パターのように、と言っても、アドレスは通常のドライバーショットと同じようにライ角を変えずにアドレスする。ドライバーショットの時よりは、やや前傾角を浅くして棒立ちに近く立つのがいい。

ドライバー故に、自分とボールまでの距離はアプローチウエッジやパターと比べるとはるかに遠くなる。
しかし、棒立ちというのは意外にも、ボールと目標とのラインを出しやすいのだ。

実際にドライバーでボールを転がしてみると、強い転がりをするのに驚く。少しのテークバックで十分な勢いのボールの転がりが得られる。
ティグランド上のような芝でも、けっこう勢いが殺されずに転がる。

アドレスでドライバーのフェースをしっかりと目標に正対させておけば、方向性もいいのに驚く。

小さなテークバックでも転がりがいいために、ヘッドの軌道のぶれも少ない。
方向性も思った以上にいい。

いつか実戦でこのドライバーアプローチを試してみたいと思っていた。

丁度、先日のコンペで、試すのに持って来いの状況に遭遇した。

私が思っていた状況と言うのは、

?ピンまでの距離が10メートル以上と長いこと。
?ボールのある場所が、カラーもしくはカラーに近いグリーンサイドで、しかもラフでないこと。

この二つの条件を満たす状況で実験したかったのだ。

一回目は、まさにそれを絵で描いたような状況だった。ただ、ピンまではやや上りのフックラインではあったが・・・。
しかし、ラインをイメージして、おおよその目標を決め、アドレスして強さ加減のイメージが湧いたところで、いつもの練習のようにやってみたところ、ピンに向かって思ったような転がりで50センチほどに寄ったではないか!

いやはやこんなに上手くいくとは!

で、最終ホールでもう一度似たような状況がやってきた。
しかし、今度は打った瞬間にすこしヘッドがぶれて、方向性が悪かった。でも、距離感はOKだった。

ふ〜む、これは意外と使えるではないか。

思うに、棒立ちに近いアドレスがいいのではないか・・・。
そして長いドライバーだから手元を少し動かすだけでヘッドはそれ以上に動く。つまり、感覚的にはとても軽いタッチでよく転がる。

で、ふと思った。
ドライバーの長さのシャフトで、ドライバーと同じライ角で、ヘッドがパターだと使えるのではないか・・・?と。

巷ではロングパターが使われている。
ゴルフショップで手にしてストロークしても、良さを実感できない。顎や胸、お腹を支点にストロークするという動作そのものが何だかぎこちない。慣れの問題かもしれないが・・・。

その点、ドライバーのヘッドだけをパターヘッドに替えたパターなら(実際にはそんなパターはないが・・・)、自然なアドレスで自然なストロークが出来る。
これって、商品化したら売れるかも・・・(⌒ー⌒) ニヤリ

そしてコンペ・・・

2003年5月20日
スタート前に全員で集合して、簡単に挨拶とルールの説明。

3組12名のコンペだ。
私の組が1組目でティオフ。
同伴競技者は、埼玉からのTさん、名古屋のAさん、そしてオフィシャルHC6の強者で同じ名張からのSさんだ。

Tさんとは何度もラウンドをご一緒しているが、Aさん、Sさんとは初めてのラウンドだ。
Tさんも私以外のお二人とは初めてのラウンドである。

ゴルフでラウンドする時は、同伴競技者のプレーぶりを観察するのが面白い。いろいろと参考になることが多い。

Tさんはクラブを新調して来た。
Aさんは家内とラウンドしたことがあり、かなりの飛ばし屋さんと聞いていた。
Sさんは泣く子も黙るシングルさんだ。

私を含め、TさんもAさんも、ちょっとしたミスでスコアを崩すのに対し、Sさんは大きなミスがなく、無難にパーを重ね、前半は最後のホールをボギーとしただけで37でホールアウト。さすがだ・・・。

Tさんはアプローチショットのミスが目立った。
Aさんは2打目でシャンクが突発してOBとなったりして苦しんでいた。
私も、安全策で選んだクラブでOBを出したりした。

後半はSさんも少し乱れがあったが、やはり我々よりはミスが少なかった。

最終的には、ここのメンバーさんであるKさん(オフィシャルHC9)が78のベスグロだったが、優勝者はHC30のM君(家内の従姉妹の旦那さん)が92の好スコアをマーク。10アンダーのぶっちぎり優勝だった。そして2位もHC27のKさんがいつになく好スコア(93)を出してこれまた6アンダー。

M君、Kさんは、正直言って、上位に食い込むとは予想もしていなかったが、お二人とも普段からコツコツと練習を積み、その成果がこのコンペで出たようだ。

今回のコンペには、女性が二人。家内ともう一人名古屋のGさんという可愛い女性メンバーだ。
M君、Kさんは奇しくもこの美女二人と一緒にラウンドした。どうやら、美女に囲まれ、普段以上の実力を発揮出来たのでは無かろうか?(^_^)

対して、Tさん、Aさんは不本意なスコアでホールアウト・・・。仲良く同グロス。しかし、ハンディ差で名古屋のAさんがBB賞となった(^_^;)

スコアはともかく、それぞれの組が各人楽しくラウンド出来たようで、最後の表彰パーティも和気藹々のうちに終了した。

お開きとした後、埼玉のTさんは再び、名古屋のAさんの車でAさんのお店に帰られた。
午後10時過ぎの新幹線で埼玉まで帰られる。
はるばる関西のコンペに出向いて来て頂いたおかげで、コンペもいっそう楽しいものとなった。Tさんのエネルギッシュなパワーに感謝である。

私たちは早々に帰宅し、早めに夕食もとり、午後8時前には睡魔が・・・。
夫婦揃って、呆れる子供達を尻目に、早くから寝室に。朝まで起きることなく爆睡したのだった。

週末はネットのゴルフ仲間たちとのゴルフコンペだった。

ネットのサークルは、一緒にゴルフをすることが前提なので、やはり大雑把に関西、中部、関東などと地域性が出る。

私が主催するサークルは、ほとんどのメンバーが関西だが、実は関東のメンバーもいる。

この関東のメンバー自身も、関東のメンバーを主体としたサークルの管理人だ。

しかし、私たち夫婦はこの関東のサークルのメンバーでもあり、一方、関東の管理人は私のサークルのメンバーでもある。

要するに、二つのサークルはいわゆる兄弟サークルなのだ。
これまでに、それぞれのメンバーたちが自分たちの領域を超え、相手のサークル主催のゴルフコンペなどにも参加したりしてきた。実際に、東西合同コンペみたいなコンペを何度も開催し、お互いのメンバー同士が仲良く交流している。

地域の垣根を超えると、普通なら一生ゴルフしないだろう、というようなゴルフ場にも行くチャンスが出来る。知らないゴルフ場でのラウンドは緊張感があって楽しい。
ゴルフのプレーはもちろん楽しいが、それ以前にメンバー同士で前夜祭などを楽しむのがもっと楽しみだったりする。

インターネットがあるからこその交流だ。
一昔前なら、絶対にあり得ない話ではある。
それに加え、メンバーの多くの方が、とても積極的なのだ。我々はこれを「距離感がない」と表現しているが、実際に、例えば500キロも離れたところに、ひょいと出向いてゴルフをする、なんてことは通常では考えられないだろう。

不思議なことに、私自身も「距離感がなく」、関東の楽しそうなゴルフコンペがあると知ると、都合が許せば参加してしまうのだ。
はるばると何時間も高速道路を飛ばしても、苦にならないのは、それ以上に楽しいことがあるからに他ならない。

ゴルフが大好き、という共通点からの出会いではあるが、実際に一緒にゴルフをするうちに、また、何度も一緒に酒を飲みながらの前夜祭でわいわいとお話したりするうちに、共通点を見出したり、共感を覚えたり、だんだんと人間性に惹かれてしまい、ますます「距離感がなく」なってしまうのだ。

今回のコンペは、関西のサークル主催のコンペなので、名古屋のメンバーさんたちが参加しやすい設定でコンペを考えた。
名古屋市内に現在、4名のメンバーさんがいる。お二人はご夫婦だ。
たまたま開催のゴルフ場を、そのご夫婦がメンバーであるゴルフ場で開催させてもらうことにした。
あいにく、ご夫婦のうち奥さんは同じ日に、ゴルフ場主催の「シニア・レディス杯」に参加のため、こちらのコンペは欠席だったが、旦那さんとあとの名古屋のお二人は出席だ。

これに関西から8名が参加。
そして、「距離感のない」関東(埼玉)のメンバーが1名参加で、3組12名のコンペとなったのである。

前日に、名古屋のメンバーAさんのお店を使わせてもらい、ここで前夜祭。
ゴルフコンペには参加しないのに、関東のTさんがわざわざ来られるとあって、関西のメンバーお二人も京都、滋賀方面からやって来られた。
ゴルフに参加できないご夫婦の奥さんも、旦那さんが会合で前夜祭に来れないのに、お一人で出向いてこられた。
私は家内と、大阪からのメンバーKさんを同伴してお店に押しかけた。

埼玉からのTさんは、今回は初めて車でなく、新幹線を利用して来られた。
Tさん曰く、「新幹線だと、ずいぶん楽!癖になりそうだわ・・・」と。(^^♪

翌日のコンペは朝が早いので、私たちは10時半ごろに切り上げ帰宅した。
Tさんたちは、Aさんたちと名古屋の夜を楽しんだとか・・・。

翌朝、ゴルフ場近くの場所で待ち合わせ。
内心、昨夜の夜遊びが過ぎて、遅刻しないだろうか?と心配したが杞憂だった。
同じ時刻に、きちんと待ち合わせ場所に到着。
車を連ねてゴルフ場に向かった。

当初は天気予報では、雨が心配されていたのに、何と、晴れ!
やはり、今回参加のメンバーは全員、晴れ男と晴れ女らしい。

さて、今日のゴルフは、名古屋のAさん、埼玉からのTさん、そしてもう一方は、私のサークルに最近入ってこられたシングルさんの4人でラウンドだ。Aさんとシングルさんとはご一緒にラウンドするのが初めてである。

昂まる気持ちを抑えつつロッカールームで着替えた。

続く。



ホームコース・・・

2003年5月15日
奈良に住んでいた時、滋賀県の京阪CCというコースのメンバーになった。27ホールあって、戦略性の高い難しいコースだ。面白いコースだが、自宅を引っ越してからは足が遠のいてしまい、行く機会が減ってしまった。

タイミング良く、最近、京阪CCとかつては姉妹コースだった阿山CC(旧デイリー&ジャパンCC)に乗り換える話があり、自宅から30分ほどと近いため、乗り換えることにした。

阿山CCは、京阪CCに負けず劣らず戦略性の高いコースだ。

ゴルフ場はいろいろとあるが、実際にラウンドしてみないとそのコースの面白さは分からない。一度ラウンドしただけで印象に残るコースもあれば、なかなか印象に残らないコースもある。

阿山CCは、それぞれのホールが印象に残りやすい。漫然と攻略すると、コース設計者のトラップにひっかかる。
何も考えずにドライバーでティショットしてはいけない。ホールによって、ティショットのクラブを考えなければいけない。

各ホールに変化があって、面白いと思う。
私自身は京阪よりも好きなコースである。

付属施設に、練習場ももちろんあるが、6ホールのグリーンのあるちょっとしたショートコースがあるのも気に入っている。
このショートコースは、ラウンドしてもいいが、それよりはアプローチやバンカーショットの練習にとてもいいのだ。

実際の芝の上から、あらゆるライを選んでグリーンのピンを目標に練習出来るのがいい。
ラウンドしなくても、ここで練習すれば、打ちっ放し練習場でアプローチショットの練習をするよりも遙かに効果的だ。

所属プロや研修生達が、ここで一生懸命練習しているのをよく目にする。
こんな設備を大いに利用して、練習出来るのはとても有り難い。

もう一つ、比較的空いているのも実は気に入っている。コースの経営上は、大入り満員が理想だろうが、なかなか競争が熾烈なエリアだけに周辺にゴルフ場が多くてプレーヤーが分散してしまうようだ。

来月からは晴れてメンバーとなる予定だ。
このゴルフ場なら、毎月の月例会にも積極的に参加しようと思う。

ゴルフライフもこれで従来よりはさらに充実しそうな予感である(^_^)

帰りは・・・

2003年5月13日
自然に目が覚めた。「あれ?いつの間に寝たんだろう?」 時計を見ると6時半。
夕べのことを思い出そうとしたが、自分では寝ようとして寝た記憶がない(^_^;)

「えっ!」雨音が聞こえる。驚いて起きあがり外を見ると、なんと本降りの雨ではないか!

天気予報では確かに降水確率が50%位だったと思っていたが、こんなに本気で降られるとは・・・。
テレビをつけて天気予報を見ると、週末の予報よりも天気が悪い。西日本は完全に雨だ。
午後から回復して来るというものの、雨雲と一緒に東へと帰ることになる。

やれやれ、これは覚悟して帰らなければならない。
バイクのツーリングで、雨の中を走るほどつまらないものはない。視界も悪くなるし、ずぶ濡れになるし、スリップの危険が高まるし・・・。

みんなも起き出した。長男も雨が降っているのを見て顔をしかめた。
嘆いても仕方ない。子供らと朝風呂を浴びに行った。

朝食をみんなで食べ、帰り支度してチェックアウト。
旅館の駐車場に行き、バイクカバーをはずす。
レインウェアを着込む。

雨が降っていなければ、近場を走ってノンビリと帰るつもりだったが、これではどうしようもない。長女をマンションまで送り届け、我々は帰路についた。

来る時よりも速度が出せないため、帰りは6時間くらいは覚悟だ。何度も休憩しながらゆっくりと安全運転を心がけて走ろう。

米子市内からすぐに米子道に入った。あとはずっと高速道路だ・・・。

私のヘルメットは、ポリススタイルのヘルメットで顔の前に風防がない。バイクそのものに風防が付いているが、風は避けれても雨粒までは避けきれない。

スピードを上げて走ると、雨粒が顔に当たりチクチクと痛い。雨粒の大きさに比例して痛みが変わる。ちょっと小降りになると痛みがない。
顔中が雨粒でびしょ濡れになる。
当然ながら、めがねにも飛沫が付いて視界の悪いこと甚だしい。もうこれは苦行の体だ。

一方、長男はジェットヘルメットなので、顔全体を覆う風防があるため、まだ楽だ。長男のバイクそのものには風防がないので、雨を体全体で受け止めながら走らざるを得ない。
最初のロングツーリングで、行きは快走したが、帰りは散々だ。

しかし、こんな経験を最初からしておけば、いい勉強になるだろう。最初から雨が降っていれば、なかなかバイクに乗って長距離を走ることはないのだから・・・。

走り出して30分もしないうちに、最初のサービスエリアで休憩した。バイク専用駐車場には小さいながらも屋根が付いている。
雨がしのげるだけでホッとする。こんな感覚は車に乗っていては決して分からない。

すでにグローブもずぶ濡れだ。靴も濡れて、雨水が浸入しつつある。時間の問題だ。やがて、靴の中までびしょ濡れになるだろう。

救いは、同じようにバイクで走っている連中がチラホラいることか。彼らも同じ気持ちで走っているに違いない。事故を起こさないように気をつけて走れよ、と思う。

こんな調子で、何度もサービスエリアに立ち寄りつつ、一息ついては走り、少しずつ我が家に近づいていった。

大阪府に入ると、ようやくもう少しだと、元気が出てくる。中国道を出て、近畿道へ。
あと1時間少々の辛抱だ。

長男もびしょ濡れだが、意外と楽しんでいるようだ。
近畿道から西名阪道へ入った。
さぁ、もう少しだが、ここからさらに緊張して走ろう、と無線で声をかける。

西名阪道をようやく下りて、あとは一般道を30分ほど走れば我が家だ。
まだまだ気を抜いてはいけない。

とうとう最後まで雨に降られ、我が家の駐車場に無事帰り着き、バイクを止めスタンドを立ててバイクから降りた。

ヘルメットを脱いで、タオルで顔を拭きやっと安堵した。「お疲れ〜!」と長男に声をかけた。長男もホッとした顔で「お疲れ〜!」。

濡れたバイクをタオルで簡単に拭き取り、カバーをかけて家に入った。
順番にシャワーを浴びた。
冷えた体に、熱いシャワーが実に気持ちいい。

いつもながら、バイクでの長距離ツーリングから帰宅した時は、何とも言えぬ充実感がある。

今回は長女をだしに、長男とロングツーリングにでかけ、家族全員で久しぶりに旅館の一部屋でみんなで一緒に寝泊まりし、天気も初日は最高だったが、二日目は散々な天気で、終わってみると非常に印象に残る旅となった。

長男が最後に「まだ走り足りん・・・」とボソッと言った言葉を私は聞き逃さなかった。

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