そんなバカな・・・

2002年3月18日
この4月から医療の保険請求点数の改正がある。

今日、3月8日付けで発令された通達を見て驚いた。

前にちょっとこの日記でも書いたが、まず手術の点数が殆ど下がる。技術料が下がるわけだ。
それだけならまだ許せる・・・。

あきれたのは、手術を行う病院が「一定の条件」を満たしていなければ、同じ手術をしても技術料の評価が違うということ。

例えば、Aという手術をしたとしよう。この手術の点数が100点とする。(改正前はこの点数が130点だった。それがまず、100点に下げられた)
で、この手術を○病院でするとそっくり100点請求できる。ところが、△病院では規定の条件を満たしていないためにその7割の70点しか請求できない・・・。

規定の条件とは、理屈では確かに頷ける条件ではある。
つまり、その手術件数が年間○○例以上あること・手術をする医師が経験5年以上で○○名以上常勤でいること・○○の検査を年間○○例以上していること・○○の資格を有する技師が常勤でいること・・・etc
とにかく手術の種類に応じて実に細かく条件の設定がある。

あきれるのはその条件が去年の平成13年の1年間実績での話。しかも発令はついこの前の3月8日。そして実施が来月4月から・・・。

そんな晴天の霹靂のような話があるだろうか?
事前にそんな情報もなく、いきなり「そうなりました」というお知らせだけ!?
大学病院クラスでもその条件が満たされない所もある。ましてや地域に根ざした中小の病院では殆どがその条件を満たすことは出来ないのが現状なのだ。

せめてその条件が事前に知らされれば、それに対してどの様に対応すべきかをそれぞれの病院が考える余裕もあるというものだ。
それが、いきなりの話だからパニックだ。

実際に技術料の点数が下げられ、さらに条件を満たさない殆どの病院では下げられた点数の7割しか請求できないのだから、トータル的には同じ手術をしても約半分の技術料しか請求できないことになる。

全国規模でみると、それらによって医療請求額は大幅に減少するのは間違いない。
これが実のところは狙いではある。

それにしても、こんなことがまかり通っていいのだろうか???
下手をすると中小の病院は経営困難となる懸念が出てくる。

患者の負担は増え、医療サイドも大幅に収入が減る。誰が喜ぶのか???

患者は医療を受けにくくなり、病院は医療を施しにくくなり、これで日本の医療は大丈夫なのか?
世界一を誇る長寿国は、今回の医療改正(?)で大きな危機を迎えようとしているように思えてならない。
一体この先どうなるのだろう?
インターネットでお知り合いになったWさん。

ゴルフが大好きな方だ。ホームコースに毎週のように行かれているという。いつもお姉さんとお二人でゴルフをされておられる。

「ご一緒にラウンドしませんか?」というお誘いを見てお声をかけた。
それで今日、初めてコースでお会いしてご一緒にラウンドすることになった。

Wさんのホームコースに、スタートの1時間前に家内と到着して、すぐにパターの練習をした。練習を終えてクラブハウスに戻ると、丁度、カートにバッグが積まれていてその横に、Wさんとお姉さんらしい方がおられた。

初対面なので名前を名乗りお互いを確認した。
とても感じのいい初老のお二人だ。私よりも1回り以上も先輩だ。

スタートホールのティグランドでスタートまでしばしゴルフ談義をした。
とにかくゴルフがお好きなようで、とてもお元気だ。

いよいよスタート時間となり、私からティショット。
何とかミスをせずに打てた。

家内も無事ティショットを終え、次いでWさんが同じティから打たれた。
ティショットはやや右に飛び出したが、ボールには勢いがあり、力強い。ちょっと驚いた。

お姉さんはレディスティから打たれたが、これも失礼ながらとてもお歳相応とは言い難い。若々しいスウィングをされる。

プレーが進み、次第に打ち解け、和気藹々ととても和やかに楽しいプレーとなった。

Wさんのパワーは半端ではなく、何度か私のナイスヨットをオーバードライブされた。と言っても、決して私が最近までドライバーがスランプだったせいではない。
前回のラウンドからドライバーは復調し、今日などは自分でも十分納得するボールが打てていたのだ。
それを凌駕するようなティショットを打たれるのだから、とても驚いた。

ゴルフの楽しみ方は人それぞれだが、Wさんとお姉さんはとにかく「楽しんで」プレーすることが一番と考えておられる。
ご一緒にプレーしていて、こちらまで楽しい気分になるから不思議だ。

今日はそんなお二人とプレーして、いろいろと勉強になった。
そして私たち夫婦も、Wさんとお姉さんを目標にこれからもゴルフを末永く楽しみたいと思った。
先月、私のハーレーは車検を受けた。その帰り道、ギヤが重くなりミッションが硬くなっているようだったのでまたショップに持って行き、クラッチを再調整してもらわないと・・・と思っていた。

しかし、その後は寒い日も続き、それよりもゴルフにしょっちゅう行っていたこともあり、ハーレーに乗る暇がなかった。

折りしも今日は予定を入れていない数少ない日だった。今日は長男の卒業式だが、私たちは参列しないのでこれといって予定はない。

お天気は太陽が覗かず曇り空だが、気温は低くない。それならとばかりに、午前中にハーレーショップに行こうと家内と話がすぐにまとまった。
ショップは午前10時から開く。
家を9時半頃に出れば丁度いい。

朝食を済ませ、予定通りに家を出ることにした。
久しぶりだったが、私のウルトラも家内のヘリテージもセルを回すと一発でエンジンに火が入った。
ドッドッド・・・と機嫌よくエンジンが回る。
しばらく暖機運転の後、ショップに向かって走り出した。

国道は空いていた。のんびりと流す。太陽が隠れているので走り出すと寒さを感じた。
国道をそれて、ショップのある針IC方面へと山道を走る。車で走るとけっこうくねくねと曲がる走りにくい道だが、こんな道がハーレーだと気持ちよく走れるから面白い。

登り坂ではアクセルを開き、排気音が一層高まり周囲の木立を震わす。
コーナー手前で減速し、立ち上がりでドドドドッと加速すると気持ちよくコーナーを駆け抜け、えも言われぬ快感が体を貫く。
思わず笑みがこぼれてしまう(~o~)

針のショップに着くとすでに一人先客が・・・。
久しぶりにお会いした奈良のライダーだった。
無沙汰を詫びながらお互いの近況を話し合う。

ショップのメカニックにウルトラのクラッチ調整を依頼した。
そうこうしている内に、次々とライダーが集まってきた。不思議と若い人は少ない。

クラッチ調整も終わり、ショップを後にした。
帰宅する行程をあえて田舎道とした。西名阪道を使えば早いが、今日はのんびりと田舎道をゆっくりと流して走りたい気分なのだ。

上野方面へ一般道を選びつつのんびりと走った。
途中、梅の花があちこちで咲いていた。山の木々も若葉が付き出し、淡い緑がきれいだ。
太陽も少しずつ顔を出し始めた。日が射すととたんに暖かく感じる。やはり太陽は偉大だなぁ・・・と感心する。

のんびりゆっくりと下道を流しながらけっこう回り道をして、小一時間のミニツーリングが終わった。
ガレージにハーレーを納め、家内と顔を見合わせ、「気持ちよかったなぁ!」と頷きあった。

卒業式・・・

2002年3月15日
明日16日は長男の卒業式だ。

中学の3年間が終わる。ついこの前、中学入試であたふたしていたような気がするが、それがもう卒業とは・・・。

卒業式には私も、家内も参列しない。
卒業といっても、中高一貫の学校だから、そのまま今度は同じ学校で高校生となるだけの話だ。

にもかかわらず、やはり話を聞くと、息子の同級生の親はけっこう卒業式に出てくるらしい。
世の親は、それが一般的で当たり前なのだと思う。
どちらかと言うと、私たちの方が異端的な親なのかもしれない。尤も、これが高校の卒業式ならば参列するのだが・・・。

肝心の息子も私たちが卒業式に参列するかどうかには興味がないようだ。それよりも、明日から「卒業旅行」と銘打って同級生たちと志賀高原にスキー旅行に出かけるのが気になっているようだ。

この「卒業旅行」にしても、進学するだけなのに何が「卒業」旅行だ、と最初は許可しなかった。
しかし、そうは言っても、中学3年間を終え、義務教育を修了したのだから、思い出の一つにはなるかと考え直し、許可することにした。

子供達だけで旅行するのは初めての経験だ。
どんな思い出を作ってくるか分からないが、きっと何年後かには、印象に残る思い出の一つとなるに違いない。

4月からはいよいよ高校生だ・・・。
子供達だけで旅行に行くことは、ある意味、自立心を養い、親離れの第一歩かもしれない。
親がいつまでもべたべたと子にくっつくのも考えものだ。少しずつ、親と子の距離がそろそろ離れ出す時期だろう。
寂しさもあるが、その距離を絶妙に保つのも教育の一つと心得よう。

息子と2サム・・・

2002年3月14日
予定では家内と2サムでゴルフの予定だった。
ところが昨日、家内が腸風邪をひいてしまいダウン。キャンセルするのも勿体ない、ということで家内の代わりに長男を連れて行く事にした。
長男はすでに中学も卒業し、高校進学まで春休みなのだ。

長男はこれまでに何度かラウンドの経験はあるが、まだまだ初心者。正直、今日は長男のお守りかな・・・と不安だった。

しかし、出だしのホールで、ティショットは私もナイスショットだったが、長男も私に負けずナイスショットするではないか!

う〜ん、日頃の打ちっぱなし練習場での成果が出てきたかな?

様子を見ていると、なかなかゴルフのプレーも様になっている。アドレスも決まっているし、ちゃんと狙いどころを自分なりに考えてショットしている。

ミスショットは勿論あるが、大きなミスショットはもう一度打ち直させたりして進行もスムーズだ。

それに先日来、私自身がドライバーショットがスランプだったのが、ウソのように今日はビシバシ当たるではないか。リラックスしてゆっくりとショットしているからだと思う。
これまで力みがだいぶ入っていたようだ、とあらためて感じた。
これも息子とラウンドしているためだ。普段と違う精神状態が、ゴルフのスウィングを改善してくれたようである。

長男はOBも多かったが、それはカウントせず打ち直させ、気分良く楽しくラウンドさせるようにした。ナイスショットすると大人顔負けの素晴らしいボールを打つ。見ていても気持ちがいい。

いつもママと二人でラウンドしていたが、たまたま息子と二人だけでラウンドする機会が持て、今日はゴルフの内容も久しぶりに良く、楽しくラウンドできた。

まいった・・・

2002年3月13日
職場からの帰りの話だ。

いつものように大阪の上本町駅で特急を待っていると場内放送があり、その特急が運転中止となったという。事情がよく分からない。

いったん改札を出て、次の特急に乗り換えようと切符売り場に行くと、沿線沿いの火災事故で電車が走れないため運転を見合わせているという話であった。従って、次の特急もいつ運転できるか分からないと言う。

特急以外の電車は動いている。
仕方なく止まっている急行に乗り込んだ。急行が発車して次の鶴橋駅までの間に、車内放送で火災が収まり、徐行運転で動き始めたというアナウンスが流れた。
それなら・・・と鶴橋で下りて特急券を買いに並んだ。

予定の特急よりも20分あとに上本町駅を発車する特急だ。
いつも禁煙車に乗るのだが、すでに禁煙車は満員と言う。仕方なく喫煙者に乗った。

車内に入るとタバコのニコチンの臭いこと!
煙もこもっている。
私はタバコは吸うが、こと電車などの公共の乗り物ではタバコは吸わない。歩きながらもタバコは吸わない。

人の吸うタバコの臭いは嫌いだ。
喫煙者がタバコの煙が嫌いというのも変だが・・・。

特急で名張駅まで約50分。喫煙車輌で我慢しないといけない・・・。
隣のおっさんがタバコに火をつけた。
前の席でも誰かタバコを吸っている。
後の方でもライターの音が・・・(>_<)

あちこちで紫煙が上がり、ニコチンの独特な臭みが漂い、頭がクラクラして来そうだ・・・。(+_+)

出来るだけ呼吸を静かにして本を読み始めた。やがて眠気がきたので、本を閉じ、眠ることにした。
しかし、どうもニコチンの臭いがいつまでも気になる。眠ろうとしたがすっと眠れない・・・。
腕を組み、目を閉じてひたすら耐えた。

ちょっとだけうとうとした。
時計を見ると、あと5分少々で名張だ。
座席から立ち上がり、車輌のドアの方に歩いて行った。出入り口のドアは車輌の前後にあり、独立している。ドア1枚で車内とは隔離されている。
ニコチンの臭いから開放された。

名張に着いた。ホームに下り、歩き出したが、ジャケットに臭いが染み付いているような気がした。

いやはや、不健康な車輌だ・・・。飛行機のように全車両を禁煙車にすればいいのに・・・と思う。
せめて喫煙する人だけタバコが吸えるようなコーナーを車輌とは別に設けるとかすればいいのに・・・。

火災事故でとんだとばっちりを被ってしまったものだ。やれやれ・・・。

今夜は賑やか・・・

2002年3月12日
今日は来客があり、賑やかだ。

家内の従妹のHちゃんが遊びに来た。

長男の友人二人も泊まりで遊びに来た。

夕食は家族5人に3人が加わり、賑やかだった。

Hちゃんが夕食のまかないの手伝いもしてくれ、いつになく豪華なメニュー(^^ゞ

長男も次男も期末テストが終わり、長男はもうすでに春休みモード。次男も登校はあと数えるほどしかない。
二人とも試験が終わり、羽根を伸ばしている。

長男、次男は長男の友人たちとみんなでプレステ2を楽しんでいる。「鬼武者」・「鬼武者2」・「みんなのゴルフ3」・「グランツーリスモ3」などソフトをとっかえひっかえ遊んでいる。

試験中はじっと我慢していたので、その反動がすごい^_^;
「よく学び、よく遊べ」だ。

きっと今夜は夜遅くまで遊ぶだろう。

明日は入れ替わりに、今度は長女の友人が二人ほど泊まりで遊びに来るそうだ。長女の友人が遊びに来る理由が面白い。我が家の「たこ焼」が食べたいそうだ(^O^)

我が家のたこ焼は、純粋な大阪のたこ焼と違い、明石焼き(たまご焼き)風のオリジナルたこ焼なのだ。
たこ焼粉をだしで溶いて、たまごをタップリと入れ、生地に味が付いている。だから焼いてからソースなどはつけない。明石焼きのようにだし汁にもつけない。そのまま食べて美味しいのだ。

たこ焼の中味も、タコだけでなく、チーズを入れる。

「え!?」っと思ってはいけない。
先入観や偏見を捨てよう。
このチーズが実によくマッチする。とろりととろけたチーズがタコにからみ、チーズの味がたこ焼の衣のだし味と絶妙なハーモニーを奏でる。いや、ほんと。

この我が家オリジナルのたこ焼は、色々な友人に食べてもらったがすこぶる好評だ。

長女の友人が「また食べたい」からと我が家に来たがる程なのだから・・・(*^^*) ァハ

餅は餅屋・・・

2002年3月11日
先日来、ゴルフのちょっとしたスランプに陥っていた。

要するに、ドライバーだけが上手く打てないのだ。
そもそも、それまでにエースドライバーとして使っていたドライバーから、「飛ぶ」という理由で衝動買いしたドライバーに替えて、しばらくしてから、そのドライバーが打てなくなって来たのである。

ドライバーのスウィング云々という問題ではない。
使っているドライバーが自分のスウィングに合わないのだ。結果、ボールを打ってもドライバーとして機能しない・・・^_^; もともと使っていたドライバーだと曲りなりに打てるのだから・・・。
と言って、もう元のドライバーに戻す気はない。
こうなったら意地でも、いいドライバーを探そう!と意気込んだ。

悩んでいろいろと研究し、自分に合うドライバーを探していた。

ドライバーの性能で最近はとにかく「飛び」に関心が高く、やれ反発係数だの、特殊合金ヘッドだのオーバー400CCだのと宣伝されている。

勿論、ドライバーである以上は、飛んだ方がいいのだが、それとて、きっちりとヘッドの芯にジャストミートしたらの話である。

「飛び」以外には、ドライバーの性能を知る指標として、重心距離・慣性モーメント・重心高・重心深度・・・と実に難解である。

雑誌を見ると色々なクラブの試打結果や、クラブ性能の薀蓄がどこかに必ず出ている。

それらの情報を基に、自分のスウィングに合うクラブを探すのもある種の楽しさはある。
しかし、机上の空論とはまさにこの事で、これこそはと選んだクラブを買い、実際にボールを打ってみると、予想とはぜんぜん違う結果にがっかりすることが多い。

今回も、ドライバーを自分で選び、買ったものの、結局上手く打てない・・・という結果に終わり、理論武装したクラブ選択は無に帰した。

そんなある日、ゴルフのよきライバルのY氏が行きつけのショップでクラブに詳しい店員がいるから一度行ってみたら・・・と誘われた。

渡りに舟である。
早速、Y氏と一緒にその店に出かけた。
既に、Y氏が私のことをその店員に相談してくれていて、すでにあるクラブを取り置いてくれていた。

ショップの試打室で他のクラブなどを打って、ショット解析機でヘッドスピード、スピン量などを解析もし、それでも結論は変わらなかった。

その店員が最初にすでに選んでくれたクラブが私には一番いいと言う。かなりの自信を持って言うので信じることにした。

結局、そのクラブ(中古)を買い、早速、Y氏と打ちっぱなし場に行き、実際にボールを打ってみた。

すると、なるほど、ほんとにちゃんとドライバーらしい性能をきちんと発揮してくれたのである。
やはりスウィング云々ではなかった。
これまでのスウィングで、ようやくきちんと打てるのである。

他のクラブと何がどう違うのか、詳細は全く不明である。それこそ重心距離や慣性モーメントなどの数値も分からない。

しかし、Y氏から私の悩みを間接的に聞いただけで、私に合うクラブをすぐに見抜いたとは恐れ入るではないか。
店員本人はまだ若い青年で、ゴルフはするが、決してプロとかシングルクラスのゴルファーではないそうだ。ただ、ありとあらゆるクラブは職業柄打ち比べるらしい。
そんな経験の積み重ねが、スウィングの悩みとすぐに結びつくようだ。

因みに、その店員に、私自身が選んだクラブはどうかと尋ねると、「そのクラブは合わないでしょう、それよりも絶対にこちらのクラブが合うと思います」と言ってのけた。

こんなことなら、自分ひとりで悩まずに、店員に相談すればよかった・・・。

空いてる理由・・・

2002年3月10日
今日行ったゴルフ場は、日曜にもかかわらず、ラウンドしている組数はおそらく10組いるかいないか・・・と格別少ない。
料金も日曜にもかかわらず、昼食込みでたったの1万円!。

どうしてこんなに空いているのか?

地の利が極端に悪い、というのがその理由だと思っていた。
かなり奥まった山間の村からさらに山道を入ってそのゴルフ場に到着する。

大阪方面からだと、どんなルートを使っても、結局は下道を延々と走らなければならない。
おそらく市内からだと、渋滞がなくても2、3時間はかかるだろう。

しかし、今日そのゴルフ場に行き、そこがどうして空いているのかというもう一つの答えが分かった。

それは「杉」だ。

つまり、ゴルフ場は杉山に囲まれている。
どのホールも周囲は全て杉の木だ。

今は「スギ花粉」が飛び交う時期なので、まさにこのゴルフ場はスギ花粉の中でプレーをしなければならないことになる。

花粉症の人は最近多い。
幸いに、私は花粉症ではないが、家内は花粉症だ。

家内は薬を色々と飲んで、花粉防止マスクまで持参してプレーした。
それでもやはり目がうるうるとし、鼻水が出ると言っていた。そんなコンディションの中で、プレーしたが、さすがに花粉症のない私でも最後の方は、多少、鼻がムズムズしたものだ。

この杉の木に囲まれているという条件が、おそらくはこの時期敬遠されている最も一番の理由に違いないと確信した。

スギ花粉が飛ばなくなればきっとお客さんはもっと来るだろうと思う。

コースはきちんと整備されているし、タフなコースだし、面白い。

こんな安い値段でこんなにいいゴルフ場をラウンドするには、スギ花粉に強くなくてはならないのだ。

おめでとう・・・

2002年3月9日
今日は家内の誕生日。

知り合ってからかれこれ20年以上・・・。
初めて会ったのは私が社会人になって勤めた職場。

その時は今と比べるとかなり痩せ(過ぎ)ていた。
目がきれいで、同じ職場の女性の中でも特に印象に残る女性だった。
しかし、その時はお付き合いをするでもなく、彼女は職場を変わり、やがて私も職場を変わった。

運命の糸は、しかし切れていなかった。
私が変わった職場に、なんと彼女も勤めていたのだ。
それが彼女とお付き合いするきっかけとなった。

デートするのがとても楽しく、相変わらずのきれいな目をしていた。
目を見つめながら話をすると、吸い込まれそうだった。話をしなくても目を見つめるだけで幸せな気分になった。

やがて彼女と一緒になった。
一緒に同じ屋根の下で生活できるだけで幸せいっぱいだった。
最初は2Kの小さなアパートだったが、そんな狭い家が却って一緒に生活しているという実感があってよかった。

子供が生まれ、ますます幸福だった。
相変わらず、彼女の目は魅惑的だった。

一緒になって4年後に一戸建ての家を借りて引っ越した。
仕事が多忙で、殆ど家に落ち着けない状態が何年も続いた。それでも彼女は愚痴一つこぼさず、しっかりと家庭を守ってくれた。

やがて、私も職場の中で管理職につき、ようやく仕事の第一線から退けるようになった。
私は、そのチャンスを逃さず、これからの人生を家庭第一と決めて仕事をすることにした。

家族みんなで休日は野山にでかけキャンプをしたり、彼女には私と同じ趣味を勧め、一緒に楽しむようにした。

こうして10年後に今の名張市に土地を買い、新居を建てた。
子供達も大きくなり、子供達も健やかに育ってくれた。

これまでに家内とは喧嘩はおろか、言い争いさえした事がない。
これもひとえに、家内の人間性の大きさ故だと思っている。

彼女と知り合って本当によかった。
生まれ変わっても彼女とまた一緒になりたいと思う。

そんな彼女の誕生日が今日だ。
いくつになるのか・・・。
自分の歳から8を引けば彼女の歳だ。
お〜・・・! そうか・・・○○歳か・・・!

未だに彼女の魅惑的な眼は健在である。

これからも健康でいつまでも若々しいママでいて欲しい。
これからもよろしく頼むよ、ママ。

すごい〜!

2002年3月7日
ネットで知り合い、ゴルフを一緒に楽しんだりしている神奈川にお住まいのたつやさん、昨日、宝くじで1等50万が当たったそうだ!

1等が全国で44本。例のスクラッチクジというやつで、すぐに当たり外れが分かるクジだ。

詳しくはこの日記にリンクしている「たつや」さんの日記を見て頂くとして、それにしても1等が当たるなんてすごい!

振り返れば、もう十年以上前の年末ジャンボで私も1等の組違いを当てたことがある。

ちょうどテレビで当選番号を放送していた。
私の買ったクジの番号は「181800」。
何だか覚えやすい番号だったので、その番号がテレビから聞こえてきた時はひっくり返りそうになった。
確か1等が3000万円だった。
慌てて「く、組は!?」とテレビに駆け寄った。

組番号が違ったのでとても残念・・・。
でも1等の組違いだから300万円くらいの賞金かな!?と見ていると、たったの10万円!

いきなり奈落に突き落とされた気がして、10万円当たったにもかかわらず、とても損をしたような気がした・・・^_^;

1等が50万円と小額でも、やはり1等に当たる方が気持ちがいい。

いやぁ、でも、たつやさん、よくぞ当たったねぇ!
ゴルフとは、人間がクラブでボールを打って如何に少ない打数でカップインさせるかを競うゲームだ。

人間はスウィングを磨き、道具は次々と新しいクラブが開発され、ボールもいろいろと新しいのが出てくる。

最近、目を引いたボールに関する話題というと、次の二つ。

一つは、ボールの重心バランス。
球体のボールの重心は正に球体のセンターにあるはずだと当然のように思っていたが、どうもそうではないらしい・・・。
なるほど、確かめたわけではないが、そう言われるとインパクトがある。

重心位置がずれていると、ボールの飛びや転がりに影響するのは必至だ。

W社はそれを謳い文句に、重心位置がセンターにあるボールを近く売り出すという。

スウィングがよく、クラブがよくても、肝心のボールがいい加減だと・・・。
う〜ん、これはちょっと盲点だった。

もう一つは、ロストボール。

ボールの値段は最近は昔よりも安くなり、中には新品でも1球100円を切るようなものまである。
ブランド物はそれなりに高いが、そんなブランド物でも「ロストボール」として売られているのは結構安い。

ところが、このロストボールの正体が曲者だ。
というのは、見かけは化学洗浄して一見するとほとんど新品に見えるが、そのボールの品質は疑問だというデータがある。

’96年にアメリカのゴルフダイジェスト社が調査した結果では、ボールを1週間水に浸けると飛距離が6ヤード、3ヶ月では12ヤード、半年で15ヤード落ちるという。
しかもいったん吸収した水分は取り除くのが困難だそうだ。

ロストボールの回収元は、全てではないが池の中からというものもかなりある。
そうすると、先程のデータからも分かるように、見かけは新品で飛ぶはずのボールが、実は飛距離が出ないということになる・・・。

いやはや、重心位置が狂っているからボールが曲がり、おまけに水を吸ってボールが飛ばないとなると、自分のスウィングや道具のせいではなく、ボールに原因があったのか・・・!と結論したくなるではないか(^^ゞ

ボールにももう少し気をつけてゴルフをしましょう。^_^;


そういえば、最近の出来事で「あぁ、もう春もそこまで来ているんだなぁ・・・」と感じた出来事が幾つかある。

先週の金曜日、出勤前にダイニングでコーヒーを飲みながら外を眺めていた。
自宅の前の空き地を隔てて、一軒の家がある。
その家の横の木立がやけに揺れている。風がそんなに強いのかと眺めていたら、どうも揺れ方がおかしい。誰か木に登っているようだ。
「え?」とさらに注視していると、その木から隣の家の二階のベランダに飛び移った影が・・・!

「お〜!猿だ!」
何と猿が木から家に飛び移り、そのまま屋根に移動したではないか!
さらにもう一匹、猿が飛び移り、前の猿について屋根上に・・・。^_^;

二匹の猿がその家の屋根を歩き回って遊んでいる。
テレビのアンテナを揺すったり、登りかけたりして遊んでいる。
数分間遊んだ後、屋根から今度は先程の木に飛び移った。何と身軽な!!!

そして木をするすると下りたかと思うと、今度は家の前の公園に移動して、公園の鉄柵の上をこれまた器用に歩いて行く。

折りしも公園に大きな犬を散歩に連れてきた人がいて、その犬が猿を見つけて駆け寄ったものだから、猿は驚いて林の方に逃げ去った。

この時期になると、毎年、猿が餌を求めて団地に出て来るそうだ。

また、自宅で鹿の鳴き声を聞いた。「ケ〜ン」というような甲高いちょっと寂しさを漂わすような独特な鳴き声だ。公園の先はちょっとした森なので、おそらくはそこに住んでいる鹿だと思う。今年も元気なようだ。

もう一つは、先日行ったホームコースのゴルフ場でうぐいすの鳴き声を聞いた。まだきれいに鳴き声を出し切っていなかった。練習中なのだろう。
自宅の方では、うぐいすの声はまだ聞こえない。まだ少し寒いのだろうか・・・?

自宅の庭の花壇に、家内が花を植え始めた。
梅の花に始まり、やはり花を見ると春だなぁと感じる。

もうあと1ヶ月もすれば桜が咲き始めるだろう。
春はすぐそこまで来ているようだ。
クラブには相性がある。

ある程度ゴルフをしてそれなりにスウィングが固まってくると、自分のスウィングに合うクラブ、合わないクラブというのがあることに気づく。

現在使っているクラブは、アイアンがテーラーメイドの320。シャフトはNSプロのS(スティール)だ。これはカーボンシャフトのアイアンよりもずっとショットが安定し、とても気に入っている。
自分の思うようなボールが打てるし、不満はない。

ユーティりティクラブは1本がテーラーメイドのレスキュー(ロフト17度)で、これもシャフトはNSプロのスティール(硬度S)。このクラブはドローからフックボールが打ち易く、余程でなければ右には行かない。球筋が読めるし、それなりに飛距離も出る。ティショットにも使える。アイアンよりは安定性に欠けるが、これも気に入っているクラブだ。

もう一本は、オリマーのトライメタルというフェアウェイウッド。ロフトは21度でシャフトはカーボンのS。このクラブはもう凄く信頼性の高いクラブだ。これで190〜210ヤードをカバーする。おかげで、アイアンの4番・3番は要らない。
クロスバンカーからも打ちやすいし、ライの悪い所でもミスが少ない。ティショットにも使える。
何といっても、自分のスウィングに一番しっくり来るクラブだ。このクラブでミスショットは少ない。

このオリマーのように、安心して打てるドライバーを模索している。
オリマーを打つのと同じスウィングでキッチリと当たるドライバーが必ずあるはずだ・・・。

これまで使っていたゼクシオが、それに近いエースドライバーだった。今、このドライバーは家内が使っている。家内も気に入って、自分が使っていたSヤードを私のゼクシオに替えてしまった^_^;

ゼクシオを家内に譲り、私はその後ドライバーを何本か替えた。しかし、どれとしてピッタリ来るドライバーがない・・・。

ドライバーも最近はヘッドが大きくなり色々なモデルがある。クラブの性能は、どれも特性があるから、慎重に選ばないとスウィングを壊してしまう危険がある。

ヘッドの重心距離がクラブの特性上意味があることを学んだ。クラブの慣性モーメント、シャフトのネック回りの慣性モーメント・・・いろいろな数値がある。数値だけでは実際分からない。
理想は試打することだ。といっても、ずべてのクラブを試打することは不可能だ・・・。

自分なりに自分のスウィングにぴったり合うドライバーのスペックはだいたい見当がついているが、本当にそれが正しいかどうかは別問題だ。

ここにクラブ選びの難しさがある・・・。

昨日ワーストスコアを出して、今日こそは、と勇んで出かけたものの、内心ではやはりなんだか不安があった。

一番の今の問題点は、ドライバーが上手く行かないこと・・・。
ティショットにフェアウェイウッドやユーティリティクラブを使っている。その方がミスが少ないからだ。しかし、本心は不満なのだ。

やはりティショットではドライバーを使って、十分な飛距離のもとで、二打目以降につないでいきたい。飛距離が出るとゴルフでは二打目以降が随分と楽になる。

現在のようなゴルフをしていると、どうもストレスがたまってしょうがない。
ドライバー以外のクラブは、それなりに打てるだけに、どうしてドライバーが上手く打てないのか?
ここ最近はこの点で悩んでいる。

今日はドライバーをバッグに入れてでかけた。

スタートホールのミドルはドライバーを使わずに、パーで納めた。
ショート・ミドル・ミドルとボギーだった。そしてロングホールで、フェアウェイも広いので、ドライバーを抜いてティショットした。ところがこれがOBとなってしまった。ユーティリティクラブでティショットしなおして、ダボ。(OBパーだ)

どうもやはりドライバーに問題ありだ・・・。

その後はドライバーも何ホールか使ったが、OBはなかった。しかし、ドライバーを使ってよかったというショットも出なかった・・・。これも問題だ。

やはりドライバーがらみで、スッキリした心情でラウンドしていない為に、それがスコアに出る。

46・48の94と不本意なスコアで終わった。
昨日に比べれば、少しはマシだが、早いこと、この問題を解決してすっきりとした気持ちでラウンドしたいものだ。

あせっても仕方がないし、じっくりと解決していくしかない。

以前にもドライバーでスランプに陥ったことがある。今回は2度目のスランプだ。
しかし、1回目の時は、それを乗り越えて一皮剥けた。今回のスランプも、さらなる飛躍の前段階と思えばここはじっと耐え、頑張らねばなるまい。
あるHPでG(Golf)サークルというのがある。ここに自分のラウンド成績をアップロードすると、JGAハンディキャップ算出に基づいたハンディが計算される。
ハンディだけでなくいろいろなデータを解析して算出してくれるので自分の弱点がわかる。さらに、同じサークルのメンバー同士間でランキングなども出され、励みになる。

これまでに64ラウンド分のスコアを入力した。

実は今日、ホームコースをラウンドした。天気は穏やかで絶好のコンディションだったにもかかわらず、スコアはなんと108も叩いてしまった・・・。(>_<)

これまでの成績の中でワーストスコアとなった。

最近は90以下でラウンドするのが当たり前のような感じだっただけに、今日のようなスコアを出すと自分でも信じられないような気分になる。

今日のラウンドでは確かにミスショットが多かったし、得意のパッティングがとんでもなくノーカンだった。なにしろ42パットもしたのだから・・・。

ミスがミスへと連鎖するのはいつもの事だが、そのミスを普段は最低限に抑えることでスコアメイキングしている。ところが今日はそれがどうにも上手く行かなかった・・・。

ふ〜む・・・ゴルフとは摩訶不思議なスポーツだ。
メンタル面で不安定になるとショットも乱れる。
しかし、これまでの経験でメンタル的にはかなり強靭になり、今日のラウンド中も、ミスなどが続いてもくさらず、あまり普段と変わらぬ気持ちでプレーしていた。

それなのに何故・・・?

メンタル面では一見、落ち着いているようでも、やはり心の中ではスコアを計算している自分がいる。
ダブルボギーやトリプルボギーなどが出ると、実際問題としてスコアメイク上は非常に厄介だ。

ハーフを40前半でラウンドするのを目標としているので、ダボやトリプルが出るとそれだけで既に5オーバーパーとなり、余裕がなくなってくる。
どこかでこれではいけない、パーを取らなければとか、バーディが欲しいとか・・・そんな欲が出ている。

結局は、そんな事を考える事自体が、既に平静心を失っているということだ。
今、振り返って反省するとそういうことなのだと分かる。

まだまだ修行が足りない。
不安定な心で簡単に乱されるショットも技術的未熟さのせいだ。

初心に帰り、次回からはこのようなつまらない結果とならないように精進しよう。

とりあえずは、また明日、ゴルフの予定だ。
明日は気をつけよう。

霧とゴルフ・・・

2002年2月28日
雨や雪、風、雷・・・いろいろな気象条件の中でも、霧はやっかいだ。

ゴルフというスポーツでは、雨と風はある程度までは許せる。

しかし、雪が積もればゴルフは不可能だし、雷も人命にかかわるので恐い。

曲者は霧だ。霧は発生する条件さえあればほんとに湧いた様に出現する。見る見るうちに周囲が見えなくなり一面真っ白となる。

ゴルフ場で霧が発生するとやっかいだ。
視界を遮るだけに、プレーに支障が出る。

今日のゴルフは朝からシトシト雨だった。
レインウェアを着て、尚且つ傘も差しながらのプレーだった。
レインウェアだけだとそれほど雨も気にならないが、傘を差すほどになるとやはり雨がうっとうしくなってくる。

それでも自然現象なのだから仕方がない。
我慢しながらも、それなりに楽しくプレーしていた。

ところが、ハーフが終わり昼食を食べていると、外を見ればいつの間にか霧で真っ白となっていた。
かなり霧が深い。

午後からのスタート時間となり、ティグランドに向かった。

ティグランドに立つと、霧のためフェアウェイはほとんど見えない。
初めてのゴルフ場ではないので、ある程度のコースのレイアウトは分かっているからまだいいが、これが全く初めてのコースだとどこにボールを打っていけばいいのかサッパリ分からないだろう・・・。

それでも20メートルも先になると、もう見えないのだから、これでゴルフをするのは酔狂だ。
しかし、キャンセルするでもなく仕方なしにプレーを開始した。

前の組が見えないので、声を掛け合いながらプレーしないと危険だ。もちろん、自分達の後ろの組にも牽制しながらプレーしないと、ボールを打ち込まれる危険もある。

それよりも、自分が打ったボールの行方が見えないのだから困る。
出だしが狙い通りにまっすぐに飛び出せばまだしも、出だしから右や左へと飛び出したボールは、どこに落ちるのか見当もつかない。
打ったあと、とりあえずはボールがあるだろうと思われる辺りを探すしかないのだ・・・。

こんな状況では、正直、ゴルフの面白さは損なわれる。
青空に吸い込まれるような白球の軌跡を見ればスカッとするが、打った瞬間に、ボールはフッと霧の中に消えてしまう。あとは耳を澄ましてボールが落ちる音が聞こえないかと待つしかない・・・。

早く霧が退散して欲しいと願いながらプレーした。
しかし、結局最終ホールまで霧はかかったままだった。雨も降り止まず、さんざんなコンディションの中でのゴルフだった。

ラウンドが無事終わり、本当ならスッキリして帰れる所だが、さすがに今日はゴルフが出来たというものの、もやもやした気分でゴルフ場を後にした。

霧の中のゴルフは御免被りたい・・・。


とうとう医療保険の個人負担額が増えることが本決まりとなる。

同じ医療を受けても、窓口で支払う額は従来よりもアップする。
ちょっとした風邪くらいの治療では分からないが、慢性疾患で通院を余儀なくされる患者さんにとっては、毎月の医療費が家計に響いてくる。
高額医療となると、さらに支払額がぐっと増える。

こんな不景気な時期に、追い討ちをかけるように急いで保険の改正をどうしてするのだろう?

とにかく政府は国の医療費をとことん抑えたい意向のようである。

保険の改正に留まらず、いろいろな治療に対する評点もことごとく改正される。

つまり、簡単に言うと、例えばある手術をした場合、その手術に対して点数が決まっており、その点数分を医療サイドは患者さんに請求できるようになっている。そして患者さんは請求された額の3割を負担するわけだ。

ところが、今回の点数改正では、従来の伝統的な手術では点数が若干上げられているものがあるが、最近の新しい手術や、一般的な手術や、高額になる手術、ハイテク技術を要する手術など、盛んに行われている手術などは、軒並み15%前後点数を下げられてしまっている・・・。

ということは、医療サイドも、同じ仕事をこなしてもこれまでよりも収入が減るということだ。

保険負担が増えて患者さんが病院離れを起こし、加えて医療技術に対する評価が下げられたのでは、実際問題として医療経営そのものがダブルパンチを受ける事となる。

長寿世界一を築いてきた日本だが、こんな事態ではこれからどうなるだろう・・・。

首相が厚生族議員の猛反対をさらりとかわし、首相の思うとおりの改革(?)が一つ動き始めようとしている。

ほんとにこんなことで大丈夫だろうか?

過労死・・・

2002年2月26日
朝刊に某医大の研修医が心筋梗塞で死亡したことについて、その原因が激務であった事を認め、「過労死」と認定されたという記事があった。

勤務内容はともかく、午前7時半から午後10時〜11時ごろに帰宅するというもので、確かに勤務時間は通常の1.5倍以上に及ぶ。

大学側が健康管理に留意すべきだったということだが、現実の世界では、このような状況は日常的に見られる勤務体制である。

一人前の医師となるためには、国家試験に合格してからが大変なのだ。

それこそ、研修医のような下積みの時代に一所懸命に研鑚努力することで、実地の臨床でようやく使い物になる医師として成長していく。

単に、医療行為だけでなく、実績を残す為に、学会発表や論文を多く発表しなければならない。

寝食を忘れ、遊ぶ暇も惜しんで毎日が過ぎていく。

こんな生活を最低でも数年間過ごさなければ、一人前の医師にはなれない。実際は、それからもストレスとは離れる事は出来ない。

医師である以上、良い医療を行う為には、若い頃の下積みの努力が必須である。

通常の勤務時間内では、到底まかないきれないのだ。このような事情は、どこの大学でも日常的な事で、それに目くじらを立てるほうがおかしいのだ。

過労が原因で心筋梗塞・・・というのも、正直な所、因果関係は不明だ。

確かに、ストレスが健康を害する事は常識であるが、現代人は、多かれ少なかれストレスなしに仕事をする事は出来ないのではなかろうか。

この判決が、医療の世界にどのように影響するか分からないが、今すぐ体勢を替えられるほど簡単な問題ではない。

医者とて人間だし、スーパーマンではない。ごく普通の人と何も変わらない。
だからと言って、大学側が研修医の健康管理を今以上にしないといけないとなると、逆に、それを素直に受け入れる医師がどれほどいるかだ・・・。

好き好んで苦労しているわけではないが、自分の医師としての能力を磨くためにすすんで努力している医師が殆どだ。

亡くなられた研修医のご家族にしてみれば、この判決がせめてもの慰めにはなるかもしれないが、現実の医療の世界に於いては、この判決の意味するところは実に奥深い難問を抱えているだけに、波紋があると思う。

理想の夫婦・・・

2002年2月25日
ここのホームページ(http://village.infoweb.ne.jp/~taniura/ )でも分かるように、私は自分の好きなことを家内始め、家族ぐるみでするというのを信条にこれまで実行してきた。

そんな私たちを見て、いろいろな方達から、「仲がいい」とか「理想的だ」とか「うらやましい」などと言われてきた。

しかし、私はごく自然にそうしているのであって、自分がやりたいことをそれぞれが勝手にするよりは、家族全員が歩調を揃え、みんなで共通の趣味がある方が楽しいと思うし、実際に心から楽しめる。

特に、家内とは絶対に同じ趣味を楽しむべきだと思う。
お互いに好きで一緒になったからには、一生の間、配偶者とは生活を同じくする。

仕事をしていれば、家庭で一緒に過ごせる時間は限られる。そんな貴重な時間は、人間がいつか死を迎える以上は、一日一日、確実に少なくなっていく・・・。
そう考えると、せっかく一緒に過ごせる時間を、有効に使わず、自分勝手に生きていくというのは如何なものか・・・?と思うのだ。

友人たちとの付き合いも大事である。しかし、それ以上に家内や家族との触れ合いの方がもっと大事だ。友人たちとの付き合いは家族ぐるみで、というのが我が家の鉄則だ。
だから私は友人と遊ぶにしても、出来るだけ友人家族も一緒に遊ぶようにしている。

歳をとり、いずれは孤独を味わう時代が来る。しかし、最期の最後まで一緒にいるのは配偶者ではないか。

世の中には、どうも夫婦がバラバラで好き勝手なことをしているというカップルが多い。
私の目にはとても不思議な光景だ。何のための夫婦なのか?と疑問が湧く。

現実には、亭主がそうは思っても、奥方がついて来ないと不満を漏らすことが多いようだ。
最近の若い人を見ると、女性でもとても積極的にいろいろな趣味を楽しんでいる人がいる。男性顔負けで、うかうかしておれないと思う。

いずれにしても、夫婦で同じことに興味を見出し、二人して楽しめるものがあれば、それこそが理想の夫婦ではないかと思う。

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